サイパンのガラパンで歴史を学ぼう
ガラパンには、日本がサイパンを統治していた時代を知ることができる施設が集まっています。第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての資料や施設が集まっているため、リゾートを求めて訪れた観光客も多く立ち寄っています。
今でこそサイパンはリゾート地として世界的に有名な場所ですが、第二次世界大戦時はアメリカにとっても日本にとっても戦略的に重要な場所でした。
日本統治時代や日本人がどのようにサイパンの歴史と関わっているのかを知るために、歴史の街ガラパンを観光しておくのも良いのでは。
アメリカ記念公園は1944年6月、「サイパンの戦い」で犠牲になった人々を追悼する目的で建設された公園です。緑の芝生が美しい公園ですが、公園の中央には国旗の掲揚台があり、戦火の犠牲となったアメリカ兵と現地の人々を慰霊している施設でもあります。
資料映像や写真などの展示物には日本語訳が付いています。
1922年に日本政府によって建てられた日本病院の跡地に建てられた、日本統治時代の資料が数多く展示されている博物館です。
シュガーキングとして知られる松江春次を紹介した番組見ることができるため、サイパンに移住した日本人と現地の人々との関係についても知ることができます。
彩帆香取神社と書いて「さいぱんかとりじんじゃ」と読みます。第一次世界大戦中に日本軍が、当時ドイツ領だったサイパンを占領した際に、戦艦に祭られていた香取神宮の御霊を分祀したのが始まりです。
第二次世界大戦中に破壊されましたが、1985年に跡地の「シュガーキング・パーク」内に再建されました。戦前の社号標や灯籠と、サイパンの戦いの銃撃戦跡を見ることができます。
※本記事の内容は、2016年11月時点の情報です。
更新日:2025/05/01