台北に来たなら熱炒へ! 台湾式居酒屋の魅力とおすすめ店5選
小籠包やフカヒレもいいけれど、ディープな台北を楽しみたいなら熱炒(ルーチャオ)へ。低予算で、台湾料理とお酒が味わえるのが魅力です。通常のレストランとは異なり、夜遅くまで営業しているので、夕食後にふらっと立ち寄れるのもおすすめ。お酒を飲まない人でも気軽に利用できます。
熱炒とは、簡単に言うと台湾式の居酒屋のこと。店の軒先にテーブルと椅子が並べられ、オープンエアーになっていて解放的です。
魅力は、新鮮な食材と安い価格設定。ほとんどの店が一品100元ほどで料理を提供しています。ビールはお店の冷蔵庫へ自分で取りに行くスタイル。日本の居酒屋とは雰囲気がかなり違って面白いです。
市の中心部「長安東路」の道の両脇に何軒もの熱炒が連なっている「熱炒ストリート」と呼ばれる場所があります。
MRT中山駅から徒歩15分ぐらい、新生北路と林森北路の間のエリアです。わずか数百メートルの間に10軒以上のお店が並ぶ熱炒の激戦区で、地元の若者や観光客でいつもにぎわっています。
熱炒はどこも同じシステムで同じような料理を扱うお店が多いですが、やはり店それぞれに特徴があり、好みは分かれます。ここでは、地元の人からも愛される人気の熱炒をご紹介しますので参考にしてみてください。
なかには、音楽と一緒に食事が楽しめる店やスタイリッシュな雰囲気の店など、新発想の熱炒もあります。地元の活気を感じながらおいしい料理とお酒を楽しみましょう。
南国風のテラス席と高い天井が目を引く店。開放的な空間が人気で、家族連れやカップルで混み合っています。メニューは炒め物や焼き物、前菜、スープなどで、一皿100~320元ぐらい。
おすすめは、その日に仕入れた海鮮食材を使った時価メニューや鍋料理。白ごはんはお替わり自由で無料なのもうれしいですね。
熱炒では珍しく、イタリアンやフレンチ、メキシカン、和食などの食材や調味料を参考に考案した料理を提供しています。店の一押しは、カニ味噌たっぷりのタレで煮込まれた「金沙豆腐」。
メニューは半月に一度更新され、常に新しいメニューを創作し続けているそう。また、毎日1時間程度、ジャズの生演奏が聞けるのも特徴的です。
激戦区のなかでも、きらびやかなネオンがひと際目立つ大型店。メニューは、切り干し大根の卵焼き「菜脯煎蛋」をはじめとして、台湾料理の定番や刺し身などが豊富にそろいます。
注文は紙に希望の料理をチェックして渡す、一般的な熱炒のスタイル。外に並んでいる魚は、食べたいもの選んで好みの調理法を伝えると料理してもらえます。
台北に2店舗あるチェーン店。魚の種類が豊富で、いつも活気にあふれています。メニューは、アサリの酒蒸しや伊勢エビのみそ汁、台湾焼きそばなど定番の台湾料理から地方料理まで注文するのに迷うほど。
白米は食べ放題で、鍋を頼んだ後の締めの雑炊にしている人も多いよう。混雑しているので早めの時間に来店した方がいいでしょう。
一般的な熱炒の雑然とした店構えとは異なり、カフェバーのようなおしゃれな雰囲気の店。メニューは、熱炒の定番料理から創作台湾料理まで約80種類にも及びます。
人気は、独創的な包子(パオズ)。ハリネズミ型の揚げチャーシュー団子やウサギ型の饅頭など、思わずカメラにおさめたくなるかわいさです。オリジナリティーあふれるカクテルやソフトドリンクも要チェック!
※本記事は2017年7月時点の情報です
更新日:2025/04/27