台北のおすすめ博物館8選。出発前に見どころをチェック!
台北にはたくさんの博物館があるので、収蔵品の種類や見どころをあらかじめチェックしておきましょう。効率よく鑑賞するためには、必見文物や併設施設の情報などを事前に入手しておくことが肝心です。台湾の至宝をより深く堪能して、有意義な時間を過ごしましょう。
台北旅行の楽しみは、グルメだけではありません。世界的に有名な博物館や歴史ある記念館、モダンで個性的な博物館なども見どころです。自然豊かな公園の一角に、ごく普通のオフィスビルの地下に、宝物が眠っています。一度は訪れておきたい博物館から時間があれば足を運んでほしい博物館まで、たくさんあるのでチェックしてみましょう。
台湾の歴史と文化、芸術を知るうえで欠かせない5つのスポットをご紹介します。
隋・唐・宋・元・明・清の歴代宮廷の收蔵物をはじめとした70万点ほどの至宝を収蔵する博物館。世界4大博物館のひとつに数えられるほどの規模を誇ります。
展示品は陶器から螺鈿(らでん)・翡翠(ひすい)・彫刻・絵画・書道など多岐にわたり、近代中国の歴史と深く関わっているものが多いのが特徴。館内の展示品は3~6カ月ごとに入れ替えられますが、人気のある秘宝は常設で展示されています。
1955年創設、台北市南部に位置する南海学園の一画にある博物館。中国宮殿式建築の館内には、青銅器、陶器、六朝時代の舞楽俑、唐三彩など歴史的にも美術的にも価値の高い文物や芸術品を収蔵。特別展の豪華さが有名な博物館ですが、常設展だけでも十分に楽しめます。
カフェや茶芸館もあり、植物園の蓮池を眺めながら休憩できるおすすめスポットです。
日本政府が、台湾南北縦貫鉄道の開通を記念するため建設が始まり、1915年の完成で「台湾総督府紀念館」として使用。現在は、二二八和平公園の北側の場所で、「国立台湾博物館」として運営され、人類学、地学、動物学、植物学など多くのテーマが紹介されています。
展示物もさることながら、重厚な西洋建築を取り入れた建物自体も魅力です。
「順益汽車」のオーナー林清富氏のコレクションを収蔵した、台湾初の私立博物館です。館内では、台湾原住民16部族それぞれのルーツを紹介し、各原住民族の工芸品、楽器、住居モデル、織物、衣類、装飾品などを展示しています。
ユニークな外観も含め、台湾原住民の独特な世界観は民俗学に詳しくなくても十分楽しめますよ。
戦後、台湾の統治者となった国民党政府が市民らを弾圧・虐殺した「二・二八事件」。この悲しい事件から抜け出し、歴史を見直す目的で開館したのが同館。
日本統治期のNHK台北支局跡だった建物を記念館とし、事件に関連する写真や資料の展示が行われています。台湾の歴史を知るためにも一度は訪れたい記念館です。
小人になったような気分になるミニチュアの博物館や、発行国や時代によるデザインの違いが楽しい切手やポストの資料館。瀟洒(しょうしゃ)な温泉建築の博物館など、ちょっと珍しい博物館もあります。
膨大なコレクションの中には、なかなかお目にかかれない価値の高いものも。コレクターに限らず、誰しも魅了されることでしょう。
世界有数のミニチュアアートを集めた博物館。収蔵のドールハウスとルームボックスは大部分がアメリカやカナダ、ヨーロッパのアーティストが製作したもので、その数150点以上。中には台湾や日本のアーティストによる作品もあります。
小さいながらも、本物と同じ作りのミニチュアは、思わず見入ってしまうほど不思議な魅力を持っています。
台湾の郵政事業の発展や市民への郵政知識の広がりなどを願って設立された資料館。注目の切手コレクションは、台湾の切手類だけでも30万点ほど、外国のものは50万点以上もあり、膨大な数の切手が引き出し式スライドの裏表にびっしりと展示されています。
そのほか、台湾郵政事業にまつわる資料や写真のほか、郵便ポストを展示するコーナーなど見ごたえ十分です。
英国ビクトリア様式でデザインされたというこの建物の前身は「北投温泉公共浴場」。かつては市民の憩いの場としてにぎわっていましたが、時代の流れとともに荒廃してしまったため、新しく北投温泉博物館としてオープンしたのだとか。
内部は、ローマ様式の大浴場や畳敷きの大広間が見学できるほか、北投温泉の歴史や産業、北投石についての展示を見ることができます。
※本記事は2017年7月時点の情報です
更新日:2025/05/01