世界中で開催されているジャズフェスティバルの中でも、最大の規模を誇るのがこのモントリオール国際ジャズフェスティバル。約10日間に渡り連日連夜に渡りスーパーフェスティバルは2004年にギネスブックに記録されるほど。
1980年から始まったこのフェスティバルには、20を超える国からミュージシャンが参加し、期間中には600を超えるコンサートが開催されます。
しかも、驚くことに半数以上のコンサートが「無料」!期間中に街を訪れるだけで、カナダ国内外のクールなジャズを楽しめてしまうという、なんとも太っ腹なフェスティバルです。
過去にはマイルス・デイヴィス、ジャコ・パストリアス、トニー・ベネットなど、 まさにジャズの歴史といえるアーティストが大勢の観客を魅了しています。ポップスやロックでもおなじみのスティービー・ワンダー、レイ・チャール ズ、ボブ・ディラン、ダイアナ・ロスなどの大御所が登場。ジャンルを横断したおおらかなラインナップで、各ホールを日々賑わせました。 今年は現代ジャズを切り開いた立役者ジョシュア・レッドマンや、 甘い顔立ちのクリス・ボッティ、昨年グラミー賞を受賞したスナーキー・パピーなど、ジャズ通も納得のラインナップが予定されてい ます。
コンサートのなんと半数以上が「無料」!広いエリア内の公演や広場で様々なライブが始まります。
降り注ぐ陽射しを浴びながら、ビールやワインを片手に芝生に寝転んで楽しんでいる人もあちこちに。爽やか夜風を感じながらのジャズはまた格別。
屋外でもたくさんのコンサートが開催されるモントリオール国際ジャズフェスティバルには、エリアの中にビストロやワインバーが点在。フランス色が強いこともあり、フレンチメニューを提供するお店もちらほら。アペリティフと一緒に耳にも舌にも優雅なひとときを。
カナダ南東部にあるケベック州には3つの空港があります。モントリオール市内への観光に最も便利なのはモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港。空港から市内へは24時間運行中のバスがとっても便利!日中は10分前後間隔で、夜間には30〜60分間隔で運行しています。
@市内へ向かうバスに乗り10番のバス停で下車。Aバス停最寄りのメトロ「Berri-UQAM駅」からグリーンラインに乗車。
BBerri-UQAM駅から3駅隣のPlace-de-arts駅で下車。 C地上へ出ると、周辺はフェスティバルの開催地です。
駅や街中の標識を見ると、フランス語と英語が書かれているモントリオール。カナダはフランスからの移民によって発展を遂げた街が多く、公用語に英語とフランス語の2種類があります。州により定めらる公用語により、ケベック州はフランス語が基準となっているため、駅などのアナウンスもフランス語が最初に流れます。 観光客向けに英語が併記されていることも多く、カナダにいながら2つの文化が楽しめるユニークな都市でもあります。 フランスから移植された流れと、南のアメリカから北上してきた流れが混ざり合って作り上げられた街並みも特徴的です。とくにヨーロッパ風の建築の近くにマンハッタンのようなビル群がそびえる遠景は、絵葉書にもよくみられます。
モントリオールに訪れたらまずは訪れたい名所が、北米最大規模を誇るこちらの大聖堂。内陣にはステンドグラスと天井の色で深い青さを浮かべる祭壇は、思わず息を呑むほどの美しさ。
カジュアルなビストロから本格的なフレンチレストランの他、多様な国のレストランが軒を連ねています。都市の「一人あたりの人数に対してのレストラン数」はニューヨークに次いで第二位の多さ。
夢の様な舞台を見せるシルク・ドゥ・ソレイユの本部もモントリオールに。新しいショーはケベックからスタート!また本部は世界中で見出されたアーティストたちが切磋琢磨するトレーニングセンターを兼ねています。
※2015年5月現在の情報です、現地事情により内容が異なる場合がございますので、ご了承ください