ミラノ国際博覧会2015は、イタリアのミラノで2015年5月1日から10月31日までの半年間、開催される国際博覧会です。想定来場者はなんと約2,000万人!
ミラノ国際博覧会のテーマは史上初の「食」。
「地球に食料を、生命にエネルギーを(Feeding the Planet, Energy for Life)」をテーマに掲げ、
140ヶ国以上のパビリオンが期間中様々なイベントを催します。
今回のテーマは「食」!ミラノ国際博覧会で各国のパビリオンを楽しもう!
110万平方メートル(東京ドーム約24個分)の博覧会会開場は、周囲が運河で囲まれ、独特な景観を作り出しています。
大きな特徴のひとつとして、東西南北が十字に交わる古代ローマ風の2本の大通りがあり、そこに140カ国以上のパビリオンが配置されます。これらの建物や広場は、ミラノ国際博覧会が終わったあとも再利用出来るよう設計されています。
イタリアパビリオンの内部には、国際ワイン見本市(VINITALY)と協力したワインパビリオンが設置されることが決定しました。ワインを通して、イタリアと関わる人との関係を見つめることが出来ます。
「ワイン図書館(仮)」と名付けられ、イタリア全土のワインボトルが一同に集結するほか、ブドウ畑での収穫を疑似体験できたり、ソムリエのサーブするワインの試飲空間も作られる予定です。
日本の食の産地である田園風景を五感で体験できる映像装置や、最先端の技術開発や国際貢献の取り組み、また未来へのビジョンを紹介したりする9つの展示を展開します。
この展示を通して私達日本人も、日本の食文化がどのように世界につながっているか改めて知ることができるでしょう。
また、「クールジャパン」として日本のアニメやマンガやファッションを世界に発信していく展示も出されます。
博覧会会場は、ミラノ北西部に位置し、ロンバルディア州のリナーテ、マルペンサオリオ・アル・セリオ、いずれの空港 からもアクセスの良い場所にあります。
開催地はミラノ中心部から鉄道で25〜30分ほどで、西入口に鉄道駅が設置され、ミラノ市内だけでなく、トリノや ボローニャなど他の都市からのアクセスも便利になります。
博覧会だけだともったいない!ミラノの街も楽しもう!
ミラノは北海道稚内市とほぼ同緯度に位置し、日本同様に四季を楽しむことが出来ます。夏は暑く、冬はかなり寒くなるので注意が必要です。ベストシーズンは5〜6月!
ミラノはローマに次ぐイタリア第2の都市で、数々の歴史的建築物・美術品にあふれた芸術の街であると同時に、イタリアの経済やファッションの中心としても有名です。そんなミラノの見どころを少しだけご紹介します。
19世紀後半に創られた堂々たるアーケードは有名。グッチ、プラダ、ルイ・ヴィトンなど数々のブティック、レストランカフェなどが軒を並べています。
このガッレリアには面白い伝説があり、十字路の交わる付近に青いタイルで囲まれた牡牛のモザイクがあり、その股間部分がやや窪んでいます。この窪みに踵を合わせて一回転すると幸せが訪れる、旅行者は再びミラノに戻れるなどの言い伝えがあるのです!(一度に三回転以上出来ると、との説も)一人ずつしかできないのでシーズンには行列ができる事も。お買い物がてらぜひトライしてみては?
またの名を「ミラノ風リゾット」。鶏または牛のブイヨン、サフラン、骨髄、バター、パルミジャーノ・レッジャーノで作ったリゾットであっさりしつつも深みのある味わい。
厚切りのお肉、または、薄くたたいたお肉にパン粉をつけてバターで揚げるように焼いた料理。
骨付き仔牛ロース肉を使うのがミラノ風。
ピザの生地にトマトソースとモッツァレラチーズを乗せ、それを半分に折りたたんで揚げたのが、「パンツェロット」。生地はもちもちで具はトロトロ。とにかく揚げたてがおいしい!
みなさんも良く耳にする「ミラノ風」。何を指すかご存知ですか?
ミラノ風の意味は、「イタリアのミラノ地方の様式のものである様子。特にイタリア料理・フランス料理で、ミラノ地方のスタイルの料理である様子」とあります。
あまりピンと来ないですが、答えは『黄金色』。昔ミラノの貴族は、食事の時 金粉を料理の上に振りまいて食べていたのだとか。そこから、お料理の色に黄金を連想させるものを「ミラノ風」と呼ぶようになったとのこと。
ただの魚の切り身のフライでも 細かいパン粉をつけて 黄金色に揚げれば「ミラノ風」になるのです!
※2015年3月現在の情報です、現地事情により内容が異なる場合がございますので、ご了承ください