カナダの空港はちょっと楽しい! トロント・ピアソン徹底ガイド
23の国際空港を有するカナダ。なかでももっとも規模が大きく旅客数が多いのが、トロント・ピアソンです。フィットネスジムがあるというユニークなこの空港には、カナダ特産品を扱うお土産店もあり、待ち時間も楽しめます。
北アメリカ大陸の北部に位置するカナダには、23の国際空港があります。そのなかで最も旅客数が多い国際空港は、カナダのオンタリオ州トロント市とミシサガ市の境にあるトロント・ピアソン国際空港です。このトロント・ピアソン国際空港は、国際線の旅客数が世界で20番目、離発と着数の数は世界で18番目に多い国際空港となっています(2016年6月現在)。
トロント・ピアソン空港は、元々はマルトン空港と呼ばれていました。しかし、1960年にカナダ交通省がマルトン空港の運営を行うことになり、トロント国際空港と改称しました。1984年には、オンタリオ州トロントの出身であるカナダの第14代首相レスター・B・ピアソンの名前にちなんで、トロント・ピアソン国際空港と名称変更しました。
トロント・ピアソン国際空港は、主要都市となるトロントの中心から約27キロメートル離れています。トロント市内へ移動する手段は、トロント・トランジット・コミッション(TTC)、UPエクスプレス、GOトランジット・バスやタクシーがあります。 TTCは、どこまで乗っても運賃が一律$3と、最もお手頃な価格で移動できる方法です。空港からTTCのバスが出ており、途中で地下鉄に乗り換えることもできますし、市内へ直接行くこともできます。注意点として、バスに乗る際にはお釣りが出ないので覚えておきましょう。
UPエクスプレスは、空港から市内のユニオン駅までの所要時間が約25分で、移動手段の中では最も早くトロントの中心部へ行くことができます。乗車する際には、チケットの購入が必要です。GOトランジット・バスは、TTCとは異なり、目的地によって運賃が変わります。タクシーは、ほかの移動手段と比べてお金がかかりますが、目的地まで荷物を抱えずに移動することができるというメリットがあります。
※あくまで参考金額となります。渡航時の為替レート、物価などにより異なりますのでご了承ください。
カナダ国内で最も大きいトロント・ピアソン国際空港には、「ターミナル1」と「ターミナル3」の2つのターミナルがあります。かつてはターミナル2もありましたが、ターミナル1の拡張に伴って閉鎖されています。ターミナル1では、エア・カナダやスターアライアンス系の会社が、ターミナル3ではウエストジェット航空やエア・トランザットなどの航空会社が乗り入れています。
そして、トロント・ピアソン国際空港には、空港内にフィットネスジムがあるという一風変わった特徴があります。ほかにも、カナダを代表するコーヒーが味わえるファーストフード店や、メープルシロップなどを取り扱うお土産店など、バラエティに富んだお店がそろっています。時間に余裕がある時は、空港で過ごすのも楽しいでしょう。
更新日:2025/05/01