ドイツ旅行はパスポートに注意! 押さえておくべきポイントまとめ
ドイツはシェンゲン協定加盟国のため、パスポートについていくつかの決まりごとがあります。そのポイントをあらかじめ理解しておいて、出入国に関わるトラブルを避けましょう。
ドイツはシェンゲン協定をヨーロッパの他の国々と結んでいます。そのためにドイツ旅行には、シェンゲン協定加盟国全体での決まりごとをしっかり把握する必要があります。
ドイツも加盟するシェンゲン協定とは、現在ヨーロッパの26の国々が結んでいる、出入国に関する協定です。入国と出国をする時は通常、そのつど検問でパスポートなどを提示して、自分の身分などを証明しなければなりません。
しかしシェンゲン協定加盟国間を行き来する際には、審査は必要ありません。そのため、ヨーロッパの複数の国を巡るのには、非常に便利な仕組みです。ただし滞在日数については、シェンゲン協定加盟国すべての分をまとめて計算しなければなりません。
ドイツでは、ドイツを含めたシェンゲン協定加盟国から帰国する予定日の時点で、パスポートの有効期限が3カ月以上残っていないとそもそも入国できません。パスポートの発行日と有効期限は、顔写真の入ったページの自筆のサインの横に表記されています。必ず確認しておきましょう。
シェンゲン協定加盟国内での滞在日数が「180日の中の90日」以内なら、ビザを取得する必要は無く、パスポートだけで旅ができます。それを超える場合は、長期滞在のためのビザが必要です。
「180日の中の90日」というのは、過去180日の期間の中で、シェンゲン協定加盟国内での滞在日数が最大の90日間になるまでは、まだ滞在できる期間が残っているということです。ドイツ旅行をしようとしても、シェンゲン協定加盟国を半年以内に3カ月滞在した後だったら、ビザが無いと入国できません。そのため旅行中にこの期間を超えれば、オーバーステイになるので注意しなければなりません。
ドイツ旅行の予定を立てても、パスポートの基本でつまずいては、旅が台無しになりかねません。シェンゲン協定加盟国の注意事項も頭に入れて、スムーズに入国や出国を済ませましょう。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/04