メルヘンの世界へ!ここだけは行ってほしいドイツのお城5選
ドイツ各地に残る数多くの城にはそれぞれ魅力があり、訪れるべき場所がたくさんあります。美しい城がつくり出す風景を楽しむことで、ドイツの歩んできたさまざまな歴史を感じることができるのではないでしょうか。
ドイツには、まるでおとぎ話の絵本に出てくるような美しいお城がたくさん残されています。それぞれ観光地として整備され、世界中から訪れる観光客の目を楽しませます。数多くあるドイツのロマンチックな城の中から、厳選した5つの城を紹介します。
ドイツ南部、バイエルン州にあるノイシュバンシュタイン城は、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになった城と言われています。19世紀、ルートヴィヒ2世が中世騎士道への憧れの象徴としてつくられました。
幻想的な白亜のたたずまいは外から眺めるだけでも堪能できますが、内部の造りも豪華の一言。城内の見学ツアーもありますので、観光で訪れても気軽に訪れることができます。
12世紀末ごろに建てられ、今まで一度も陥落したことの無い城として知られるエルツ城。人里から離れた森の中に、一度も侵略されること無く耐え抜いた、色合い鮮やかな美しいたたずまいを残しています。
ユーロ導入前の500マルク札のデザインに採用された城であることからも、その存在感は伝わってくるでしょう。
ドイツ三大美城のひとつに数えられるホーエンツォレルン城は、標高855メートルの小高い山の上に建てられています。明け方の雲海に包まれた姿は神秘的で、まるで天空に浮かぶ城を眺めているようです。
城内には歴史的な展示物が多く飾られており、王妃の部屋「青のサロン」の豪華な装飾も見ものです。
13世紀に建築されたフランケンシュタイン城は、イギリスの小説家メアリー・シェリーが『フランケンシュタイン』の着想を得たと言われる城です。
今は礼拝堂が残るのみで廃虚と化していますが、9月やハロウィーンの時期には毎年のようにイベントが行われ、中世の衣装をまとった人々とミステリアスな雰囲気を楽しめます。
アイゼナハの町を見下ろすように建てられているヴァルトブルク城は1999年に世界遺産に登録され、ドイツの中でも人気と知名度の高い城です。
この城は16世紀宗教改革の主役、マルティン・ルターが身を隠した場所であり、ドイツの歴史を語る上では欠かすことのできない場所です。歌劇「タンホイザー」の舞台となった祝宴の大広間や、隣接する古城ホテルなど、見どころが満載の世界遺産です。
ドイツには素晴らしいお城がたくさんあります。防衛を目的に築城されているのでアクセスしづらい場所にあることも多いですが、地元の村や街を訪ねながらの旅も味わい深いものになるでしょう。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/06/20