ドイツ絶景の旅。のどかで雄大な風景を楽しむ観光
牧歌的な景色や、荒々しい自然。ドイツの風景めぐりは、どこも選んでも見どころ満載です。季節によっても楽しみ方は変わってくるので、行く時期に応じて訪れる場所を決めると良いでしょう。
まるで絵画のようなヨーロッパの風景が見たいのなら、ドイツはぴったりです。ドイツを旅行するなら、ぜひ立ち寄ってみたい絶景スポットを紹介します。
ドイツ東部、ポーランドとの国境近くにある「悪魔の橋」は、悪魔がつくったと言われるほど美しくも幻想的なスポットです。
この悪魔の橋の正式名称は、ラコツ橋。アーチ状の橋は、澄んだ水面に反射した姿が完全なる円を描くように見えます。ザクセン州最大の公園ロードデンドロンパーク・クロムラウに橋はあり、公園が創設された19世紀中ごろには架橋されたと言われます。
ドイツの小さな村の中でも、とりわけのどかで牧歌的な風景を楽しめるのは、南部バイエルン州のベルヒテスガーデン国立公園にあるラムサウ村ではないでしょうか。
見渡す風景は絵画のようで、多くの画家たちをも魅了したそうです。アルプスの偉大なる自然は、ベルリンなどの北部とはまた違った楽しみを見せてくれます。
冷戦時、ハイニッヒ国立公園は立ち入り禁止区域に指定されていました。そのため今もなお原生林が保たれており、数千種類の動植物が何者にも妨げられずに暮らす、豊かな森となっています。
この公園は世界遺産「ドイツの古代ブナ林群」の一部で、多くの人々が観光やハイキングに訪れます。遊歩道があるため見学しやすく、春に咲き誇る花のじゅうたんは大きな見どころです。
花の島とうたわれる「マイナウ島」は、ボーデン湖の上に浮かびます。ランやチョウの温室が建ち、遅い春には色とりどりの花が咲き誇るこの島へは、湖の対岸のスイスやオーストリアからも観光客が訪れます。
ボーデン湖はドイツでは珍しい遊泳可能エリアなので、夏に訪れる機会があったら水着を持参してみてはいかがでしょうか。遊覧船もあるので、泳げない人はそちらを利用すると良いでしょう。
ドイツの雄大な自然を堪能したいのなら、世界遺産に登録されるライン渓谷をめぐるライン川クルーズに参加してみましょう。マインツからコブレンツまでの区間を、船はゆったりと進みます。
クルーズ途中ではいくつもの古城が岸に建ち、中世より残る姿はとてもロマンチックです。有名な人魚伝説であるローレライの岩にも、このクルーズで訪れます。
ドイツにはぜひ見ておきたい風景がたくさんあります。ドイツに旅行を考えているのなら、風景をめぐる旅を企画してみるのも面白いかもしれません。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/05