【ドイツ・エッセン】世界的に有名な観光スポットの理由とは?
エッセンは、ドイツ西部にある街です。工業都市として栄え、ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群は世界遺産にもなっています。近年は芸術と文化の都市とし、中でもフォルクヴァンク美術館は近現代の質の良い絵画を展示しています。
ドイツ西部にある街・エッセン。19世紀から20世紀中盤まで、炭鉱を中心とした工業都市として栄えたことでも有名です。産業遺産のあるエッセンの見どころや、近隣の街からのアクセスをご紹介します。
ドイツ国内は鉄道網が発達しています。鉄道でエッセンへ向かう場合、デュッセルドルフからは約30分、フランクフルトからは約2時間、どちらも乗り換えなしでアクセスできます。
南部、東部から鉄道でアクセスする場合、ミュンヘンからは約5時間、ベルリンからは約4時間。デュッセルドルフまで飛行機を使えば1時間半程度に短縮されるので、スケジュールや予算に合わせて使いましょう。
工業都市として栄えたエッセンには、ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群と呼ばれる世界遺産があります。建設された当時は、世界最大にして最新の石炭採掘施設でした。採掘坑のデザインの美しさは、「世界で最も美しい炭鉱」と称賛されたそうです。
現在、炭鉱やそれに付随する施設は博物館やイベント会場、現代アートを表現する場として、広く親しまれています。
フォルクヴァンク美術館は、19世紀のドイツ・フランス絵画を中心に、戦後の現代アートもコレクションに持つ美術館です。ゴッホやセザンヌ、ピカソやダリなど、誰もが知る画家の作品を展示しています。
第2次世界大戦中にナチスによって、作品の多くが退廃芸術とみなされ、売却・焼却された過去があります。作品の回収や購入を経て、再開した現在も質の高いコレクションを展示し続けています。
ドイツの主要都市は魅力のある場所ばかりですが、これまでに何度かドイツを訪れたという方は、エッセン訪問の計画を盛り込んでみましょう。かつて栄えた工業都市の面影と、優れた芸術に触れる旅をしてみませんか。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/06