ベートーベンゆかりの地・ドイツのボンを訪ねて
ドイツの中でも、特に歴史や伝統を強く残しているボン。ベートーベン・ハウスや古城めぐり、桜並木の散策といった観光コースもたくさんあり、ヨーロッパ旅行を検討している人におすすめです。
ヨーロッパ旅行を検討している人に、おすすめなのがドイツのボン。美しい風景や建物はもちろん、有名な音楽家のゆかりある観光名所が心を打つはずです。ここではボンの魅力について解説します
音楽史上、最も有名な作曲家のひとりがベートーベンです。ボンにはベートーベンの生家を博物館にしたベートーベン・ハウスがあり、多くの日本人が訪れています。
ハウスの中にはベートーベンが残した楽譜や愛用した楽器が展示されており、音楽ファンにはたまらないスポット。中でも驚きなのは、ベートーベンの死の直前や直後のマスクが飾られていること。天才作曲家の偉大な人生に触れてみませんか。
ボンには数多くの美術館や博物館があり、ドイツの伝統と歴史を観光客に伝えてくれます。例えばボン大学に隣接する、アカデミー美術館の古代石こう彫刻コレクションは、このジャンルでは世界最大の規模を誇ります。
LVR-ライン州立博物館では、この地方の歴史が原始時代から年代ごとに分かれて展示され、ボンの街やドイツの発展が一日で分かる構成になっています。アカデミックな探究心をボンは満たしてくれることでしょう。
ドイツには古い城が数多く残るのが特長ですが、ボンにもいくつかの城が残されています。
例えばゴーデス城は、今は素晴らしい景観を眺めながら食事ができるレストランに改装され、人気のスポットになっています。
ポッペルスドルフ城はボン大学の一部として、鉱石博物館や植物園に再利用されています。これら城の中に気軽に足を踏み入れられるのも、ボン観光の大きな楽しみのひとつです。
春にボンを旅行するなら、おすすめしたいのはヘーア通りの散策です。日独友好の証しとして、ドイツ国内には多くの桜が植えられています。そして、毎年春になると市民や観光客の心を和ませています。ボンの桜はドイツでも有名な存在で、ヨーロッパに咲き誇る桜は、感動を覚えることでしょう。
城などの伝統的な文化財を再利用するなど、ドイツと日本には意外な共通点が多く見られます。またドイツ人は、勤勉さなどで日本人と似た性格だと言われます。そのため、日本人がドイツを訪れるときっと快適に過ごせるはず。中でも歴史や伝統の名残が色濃いボンの観光は、忘れられない体験になることでしょう。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/04