スペインには伝統的なお菓子がいっぱい!お土産に買いたい5選
スペインのお菓子は、シンプルな材料で素朴なおいしさが魅力です。定番の手軽に食べられるおやつもありますが、修道院で売られているお菓子やクリスマス定番のお菓子など、スペインの歴史的背景も感じさせるような伝統菓子もたくさんあります。
情熱の国スペインは、豊かな食文化を持っています。日本でもおなじみのパエリアといった料理だけでなく、おいしいお菓子もたくさんあります。その中でも人気が高いお菓子を厳選してみました。
日本でも映画館やテーマパークで大人気のチュロス。スペインでは、朝食としても食べられています。日本で売られるチュロスとの違いは、砂糖をまぶしていないこと。揚げただけのチュロスは甘くなくて、サクサクと軽い食感です。チョコラーテや砂糖たっぷりのコーヒーにつけて食べるのが、本場スペインでの食べ方です。
トゥロンとは、アーモンド、はちみつ、卵白、砂糖でつくるお菓子です。ヌガーのようなお菓子と言えばわかりやすいでしょう。アーモンドを粉にしてつくるしっとり食感のソフトタイプと、アーモンドの歯ごたえをザクザク楽しめるハードタイプがあります。
トゥロンの専門店もありますが、スペインではクリスマス時期の定番のお菓子です。チョコレート味やピスタチオ、ココナツ、フルーツ入りもありますよ。
マサパンは、首都マドリード近郊にあるトレドの伝統的なお菓子で、トレド市内のあちこちで売られています。かつては修道院でつくられ、今でもクリスマスシーズンには配られることもあるそうです。
材料はアーモンドペーストやアーモンドプードルと砂糖で、甘いおまんじゅうのような素朴なおいしさです。中にかぼちゃのあんが入っているものもあって、和菓子が好きな人にはたまらないですね。
ガリシア州の修道院でつくられるタルタデサンティアゴは、今ではスペインを代表するお菓子として、世界中に知られるようになりました。「聖ヤコブのケーキ」という意味を持ち、シュガーパウダーで十字架を描いているのが特徴です。
このアーモンドケーキは甘さ控えめで、飽きのこないおいしさです。街中のケーキ屋さんや土産物店はもちろん、修道院に行っても購入できますので、現地ではぜひ試してみてはいかがでしょう。
クリスマスシーズンに欠かせないポルボロンは、アンダルシア地方の祝い菓子です。アーモンドプードル、ラード、そしてミルクがやさしい甘さです。特徴は、口に入れるとホロホロと崩れて溶けていく食感。口の中でなくなってしまう前に、願い事を3回唱えられたら、願い事がかなうと言われていますよ。
どのお菓子も、想像するだけで胸が高鳴ってしまいますね。日持ちがするお菓子が多いので、現地で食べて気に入ったら大切な人へのお土産にもおすすめです。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/01