スペインの古都トレド!歴史香るスポット巡りの旅行
スペインの古都トレドは、旧市街の全体が世界遺産に認定されています。見どころは、トレド大聖堂などの教会群や、中世の情緒あふれる街並みです。日中は教会群や街並みを散策し、夕方にかけて展望台に上ってトレドの風景を楽しんでみてはいかがでしょう。
スペインにはさまざまな観光地がありますが、トレドという都市を知っていますか?「スペイン滞在が一日なら迷わずトレドに行け」ということわざがあるぐらい、魅力的な都市です。
トレドは16世紀までスペインの政治や文化の中心都市であったため、今でも中世の街並みを色濃く残しています。
外敵に攻め込まれにくいようにつくられた迷路のような複雑な街並みと、まるで中世のまま時間が止まっているかのような情緒あふれる光景がまざる、独特の美しさを醸し出しています。トレドは「古都トレド」として、旧市街全域が世界遺産です。
トレドに行ったなら、大聖堂見学はテッパン中のテッパンです。完成までに250年以上かかったスペインで一番の規模を誇る大きな協会は、22の礼拝堂と4つの側廊から構成されます。
その外観にも圧倒されますが、内部にあるたくさんのステンドグラスや金色の祭壇は、厳かでありながら同時に豪華な印象を与え、多くの観光客を魅了しています。
大聖堂以外にも、街中を散策しながらさまざまな教会と出会えます。
大聖堂から徒歩5分の場所には、イスラム教とキリスト教が融合したムデハル様式で建設されたサント・トメ教会があります。トランシト・ユダヤ教会は過去にユダヤ教の礼拝堂としても利用されたムデハル様式の建物で、ユダヤ、キリスト、イスラムの複雑な歴史を感じることができます。
そのほかにもサンタ・マリア・ラ・ブランカ教会やサン・ファン・デ・ロス・レイエス教会など見どころがたくさんあります。
キリスト教に関する作品で有名な画家のエル・グレコ。彼が拠点を置いたトレドにはエル・グレコ美術館があり、エル・グレコの作品が多数展示され鑑賞できます。土曜日の午後2時以降と日曜日が入場料無料となっていますので、日程が合う方はお得に観光することもできます。
トレドの街は歩いていても中世の情緒を感じられますが、ぜひ一度は展望台からの眺めを見てみましょう。昼の眺望も素晴らしいですが、特に夕方から夜にかけての眺めは抜群です。迷路のような複雑な街並みにともる明かりと、夕日のグラデーションのコントラストは、見る者の心を奪う絶景です。
情緒あふれる街並みが魅力の古都トレド。スペインの首都マドリードからは高速鉄道で30分少々と、日帰りでの観光も可能です。ことわざ通り、スペインを訪れるならトレドに行ってみてはいかがでしょう。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/06/17