一度は体験したい!フィンランド式サウナ
本場フィンランドでのサウナは、文化の中心となる重要な場で、親睦を深める場であり、身を清める場でもあります。2013年に新設された「クルットゥーリ」では学びの場としても活用されており、精神的文化的な支柱としてサウナが存在していることがわかります。
フィンランド方式のサウナは、日本でも人気を集めています。しかし本場のフィンランド式サウナを現地で体験する機会は少ないですよね。今回はフィンランド式サウナにまつわる情報をまとめつつ、本場フィンランドのおすすめサウナをご紹介します。
サウナはフィンランド人にとって文化の中心ともいえる重要な要素。単なる入浴方法のひとつではないのです。サウナは体内の不純物を排出するとともに、精神的な浄化も目的にしており、重要なコミュニケーションの場でもあります。日本人が考えている以上に、フィンランド人にとってサウナは重要な場所なのです。
たしかに男女混浴のサウナは存在するものの、全てのサウナが混浴というわけではありません。男女別に場所や時間を区切って営業しているサウナはたくさんあります。水着やタオルは衛生上の理由から持ち込み禁止が一般的ですが、混浴サウナではこれらを使用できることもあります。男女混浴を強要されることはないので、安心してくださいね。
すでに述べたように、フィンランド人にとってのサウナは精神的に重要な意味を持っています。人間関係を円滑にしたり、重要な相談事をしたりといった場合にもサウナが使用されるほど生活の中に深く根付いているのです。フィンランドには「まずサウナを造れ。家はその次」ということわざがあるほど。その発祥は約2000年前ともいわれています。結婚前の花嫁が身を清め、亡くなった人を清め、出産の場になることもあるのです。まさに精神的な支柱となる習慣のひとつといえるでしょう。
熱く焼けたサウナストーンの上に水をかけて蒸気を発生させ、体感温度を上げる「ロウリュ」という方法が一般的です。また、シラカバの若い枝葉を束ねた「ヴィヒタ」で全身をたたくようにすれば、血行促進や殺菌、保湿作用を期待できます。
フィンランドにはいくつものサウナがあり、その中には歴史のあるサウナも存在しています。その中でも比較的新しくオシャレなスポットとして注目されているのが、「クルットゥーリサウナ」。バルト海を眺めながら小さな中庭でクールダウンできることが特徴です。建物自体もモダンで清潔感があり、都市型のカルチャーサウナとして人気を集めています。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/02