落ち着いた旅ならフランスのアンジェはいかが?観光情報まとめ
アンジェはロワール渓谷の豊かな自然に囲まれ、フランスの歴史や文化、ワインや地元料理を楽しめる街。ゆっくり街を散策するならぴったりの、かわいらしい街です。大都市から離れ、落ち着いた旅行をしたい方にぴったりの旅先と言えるでしょう。
フランス西部ロワール川沿いに位置する街アンジェ。古城めぐりやワイナリーめぐりなど見どころがたくさんあり、国内外の観光客を引きつける緑も豊かな街です。ここではアンジェの魅力をご紹介します。
フランス西部に位置するアンジェは、世界遺産にも指定されているロワール渓谷にあります。パリから1時間半で行ける便利な土地であり、周辺には観光地としても有名な美しい古城やワイナリーも多い、自然に囲まれたのどかな街です。
名門アンジェ・カトリック大学がある大学都市としても知られているアンジェは、非確定治安が良いと言われています。観光客も比較的多く、もともとは王族や貴族が住んでいた街でもあり、街全体が落ち着いた雰囲気です。
アンジェ城は全長600メートルの外壁に囲まれた、重厚なお城です。古くより戦略的拠点として城塞都市が存在していたと言われ、13世紀に塔が城を取り巻く重厚な要塞として完成しました。城内にはタピスリーをはじめとした貴重なコレクションが残され、中でも長さ100メートルもある「黙示録のタピスリー」はフランスに現存する最古のものとして知られています。
12世紀から13世紀にかけて建てられた、ゴシック建築の傑作として知られるサン・モーリス大聖堂。特有の造形が各所に見られ、丸天井などのこの大聖堂に代表される様式をアンジェ様式と呼んでいます。完成まで数百年かかった美しいステンドグラスや大理石でつくられた祭壇、数々の彫像なども見どころです。
異なる時代に建てられた建造物の集まりであることも、見どころのひとつのアンジェ美術館。幅広い年代のセレクションがそろいますが、中でもフランソワ・ブーシェの「芸術の精霊たち」が鑑賞のハイライトとなるでしょう。庭園やカフェもあるので、休憩や散策も楽しめます。
アンジェ城に代表されるように、アンジェは古くから王族とのゆかりが深い土地として知られています。歴史的建造物や古い街並みを歩きながら、特産のワインもしっかりと試してみてはいかがでしょう。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/05/03