パリからの行き方は? フランス・ヴェルサイユ宮殿の観光ガイド
フランスの王族の住居としても使われたヴェルサイユ宮殿は、建築・絵画・彫刻が一体となった総合芸術とも言える建築物です。すばらしい建物ももちろん見ものですが、お土産に並ぶ商品も上質でかわいらしいものがそろっています。パリからは鉄道を使うと便利ですよ。
大人気の漫画『ベルサイユのばら』の影響もあってか、ヴェルサイユ宮殿に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。17世紀から18世紀にかけて台頭した絶対王政を象徴するヴェルサイユ宮殿は、今でもフランスで人気の観光地です。
ヴェルサイユ宮殿は「太陽王」とも呼ばれたルイ14世が建てた宮殿です。もともとルイ13世が狩猟のために建てた館が幾度も増築を繰り返し、鏡の間や礼拝堂、オペラ劇場などを持つ大きな宮殿へと成長していきました。ヴェルサイユ宮殿は世界文化遺産にも登録されています。
ヴェルサイユ宮殿は、バロック様式の影響を大きく受けた建築です。もともとバロックとは「ゆがんだ真珠」という意味であり、左右対称で静的な美しさをよしとする古典主義などとは反対の性格を持っています。
曲面や絵画、彫刻を建築に多く用いるヴェルサイユ宮殿は、装飾的な美しさもさることながら、総合芸術としても建物を楽しめます。
ヴェルサイユ宮殿はパリから20キロ以上も離れています。見学には公共交通機関などを利用しましょう。
鉄道でヴェルサイユ宮殿を訪れる場合、利用する路線により3つの駅が利用できます。RERと言う高速鉄道を利用する場合は「ヴェルサイユ シャトー リヴ・ゴーシュ」駅で下車します。国鉄は「ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ」駅か「ヴェルサイユ・シャンティエ」駅で下車します。RERの駅から歩くのが宮殿にもっとも近いのですが、どの路線もパリで利用する駅が違うため、宿泊するホテルなどで路線を選ぶと便利でしょう。
ヴェルサイユ宮殿のおすすめお土産は、王家の紋章であるゆりのマークの入った小物や、マリー・アントワネット関連のアイテムです。ピンクを基調にしたデザインの良いものが多く、女性へのお土産としても人気があります。
ヴェルサイユ宮殿は壮大なバロック建築で、歴史的に非常に高い価値があります。パリからは意外と遠いので、電車や車を使って訪れましょう。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/06/16