フランスで川巡りが人気! その理由とは?
フランスのパリ中心部を流れるセーヌ川や、中西部のロワール川では、船で巡るスペシャルな体験ができます。船から街並みを眺めたり、古城やブドウ畑を巡ったりと、ゆったりとした時間が過ごせる旅になるでしょう。
ヨーロッパにはたくさんの河川が流れていて、フランスにもセーヌ川やロワール川、ガロンヌ川など有名な川がたくさんあります。
最新スポットやショッピングを楽しむのもいいですが、時にはゆっくりと川を巡る旅はいかがでしょうか。ここでは、川を巡るおすすめの過ごし方を紹介します。
パリ市内はメトロやバスの路線が多く、移動に大変便利な街です。でも、いつもとは違った角度からパリを眺めることができたらすてきですよね。
そんなときにおすすめなのが「セーヌ川クルーズ」。ルーブル美術館やシテ島、エッフェル塔などの主要な観光スポットを船で巡るので、時間があまりない人や移動に疲れた人にもおすすめです。
クルーズ船会社は数社あるので、料金やコース内容、時間帯などを調べてから申し込みましょう。ランチやディナーがついたプランも選べるので、優雅に食事をしながら特別な時間を過ごすのもいいですよ。
ペニッシュとは平底船のこと。今、セーヌ川の川岸にはたくさんのペニッシュが停泊しているのをご存知でしょうか。もともとは荷物運搬用の船でしたが、現在は生活する家として、また事務所やレストランなどとして、人気が上昇中なんです。
このようにペニッシュを生活の場としている人のことを「ペニッシュ族」と呼びます。川の上とはいえ水道や電気、ガス、インターネットなども完備していて、あまり不便を感じないそう。隣人とのトラブルもなく、静かで、何と言っても都会の真ん中にいながら自然を感じることができるのが人気の理由です。
クルーズがてら、現在のパリジャンやパリジェンヌの生活を眺めても楽しそうですね。
フランス中西部を流れるロワール川流域は、歴史ある中世の城や田園風景が広がる美しい場所で、古くから「フランスの庭園」と呼ばれています。2000年には世界遺産にも登録され、世界中から多くの観光客が訪れています。
その中でもおすすめの観光スポットは、やはり古城巡りでしょう。
特に16世紀に建てられた「シャンボール城」は、今もほとんど当時のままの姿を残す美しい古城です。広大な森林に囲まれて、フレンチ・ルネサンス建築の傑作と言わしめた白い古城がそびえる姿は圧巻です。
船で過ごす時間は、時に人をのんびりとした気持ちにさせてくれます。いつもとは違った角度から街を眺めると、新たな発見があるかもしれませんね。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/07/01