イギリスでアフタヌーンティー!マナーや楽しみ方を知ろう
イギリスのアフタヌーンティーは、18世紀に確立した由緒正しい習慣です。ホテルやレストランで、ドレスアップしてアフタヌーンティーを楽しむのがイギリス人流です。ロンドンでアフタヌーンティーを楽しむなら、スケッチやバークレー、ドーチェスターなどの一流ホテルやレストランを選んでみましょう。
イギリスといえば、優雅に楽しむアフタヌーンティーのイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。サンドイッチ、スコーン、ケーキが盛られたスタンドと、香り豊かな紅茶で楽しむアフタヌーンティーについて紹介します。
イギリスが初めてお茶を輸入したのは17世紀のことでした。中国から茶葉を輸入し飲んでいたイギリス人は、18世紀に入ると当時植民地だったインドで紅茶栽培を確立させます。始まりは上流階級のたしなみとして楽しまれたアフタヌーンティーは、徐々に労働者階級にまで浸透していきました。
アフタヌーンティーでは作法の目安はありますが、必ずしも堅苦しくマナーを守らなければいけないというわけではありません。メニューと紅茶を決めて注文したら、一番下のサンドイッチから順に、スコーン、ケーキと食べていきます。スコーンは横に割ってジャムなどをつけて食べましょう。ポットの紅茶が濃くなってしまったら、お湯を足してもらいしましょう。
アフタヌーンティーに厳密なドレスコードは決まっていません。ただし会場の雰囲気に合わせて、ある程度ドレスアップしていくのがマナーです。一流ホテルで楽しみたいなら、男性はジャケットや襟付きシャツに革靴を用意し、女性もカジュアルでないワンピースやスカートなど、いつもよりドレッシーにして行きましょう。
アフタヌーンティーは、30ポンド程度から見つかります。30ポンド以下のメニューもありますが、量が少なかったりシンプルだったりするので、30ポンドを目安にお店選びをすると良いでしょう。
白やピンクを基調にした「スケッチ」の店内は、クラシカルながらもカワイイ、リラックスムードで満ちています。カジュアルにアフタヌーンティーを楽しめるため、ロンドンの若い女性に人気です。ミシュランガイドにも掲載されるレストランが提供するアフタヌーンティーは、見た目にも味にもこだわりが感じられるでしょう。
100年以上の歴史を誇る高級ホテルバークレーでも、アフタヌーンティーが楽しめます。目玉は、ファッションデザイナーたちにインスパイアされたカラフルでファッショナブルなケーキが盛られたプレタポルティーです。色鮮やかでキュートなバークレーのアフタヌーンティーは、何度行っても飽きません。
イギリス屈指の名門ホテル、ドーチェスターホテルでは、スタイリッシュなウエイターによって格式の高いアフタヌーンティーが運ばれてきます。特別な日に、背伸びして非日常感を味わうのにおすすめのアフタヌーンティースポットです。
イギリスでは、レストランやホテルなどさまざまな場所でアフタヌーンティーを楽しめます。クラシックなメニューは目にもうれしいカラフルさで、バリエーション豊かなことも本場ならではの魅力です。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/01