街中が世界遺産!クロアチアの「スプリト」を旅する
クロアチアの代表的な観光都市スプリト。ローマ時代の古代都市が残る街並みは、世界遺産にも登録されています。代表的な観光スポットのディオクレティアヌス宮殿や聖ドムニウス大聖堂は今でも威厳あるたたずまいで、ホテルも世界遺産の内部から選んでも楽しめるでしょう。
クロアチアの第2の都市スプリト。街の起源は4世紀ごろ、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが晩年を過ごすための宮殿を建てたことから始まります。その後の数百年間、廃虚と化していた宮殿内に人々が移り住み始めるのが7世紀ごろ。宮殿内の使える部分をそのまま再利用したり増築したりしながら、独特の雰囲気の街を形成していきました。
現在でも多くの人が生活するこの街の史跡は、ディオクレティアヌス宮殿があるスプリトの歴史的建造物群として、1979年に世界遺産に登録されています。
アドリア海に面するスプリトは地中海性気候に該当します。そのため夏は乾燥した暑さになり、冬も比較的暖かいものの降水量が多くなるのが特徴です。
スプリトは交通の便が良い街です。首都のザグレブからは陸路、空路の両方が使え、航空機を利用する場合の所要時間は約50分です。陸路では鉄道と長距離バスの2つの方法があり、特急列車は約5時間半、バスだと約6時間です。
最初に訪れたい観光スポットで、世界遺産に登録されています。銀の門からスタートして金の門、ブラチェ・ラディッチ広場をまわるルートがおすすめです。中心部のペリスティル広場や南半分にある地下宮殿も見逃せません。
ディオクレティアヌス宮殿の東「銀の門」のそばにある大聖堂。さまざまな様式が見られる内部の豪華さは目を見張るほどです。鐘楼を上るとスプリトの街並みが一望できます。
スプリト市内でも最高評価を獲得するホテルです。旧市街からも徒歩圏内で、スパなど施設内の設備も充実しています。
ディオクレティアヌス宮殿内にある、国の文化遺産にも登録される老舗ホテルです。開業して以来多くの観光客に親しまれ、重厚な外観ながら価格などカジュアルに宿泊できると高い評価を獲得します。
クロアチア旅行ではザグレブやドゥブロヴニクが代表的な観光地ですが、歴史情緒あふれるスプリトも見どころがいっぱいです。交通の便が良いスプリトはアクセスも簡単なので、世界遺産の街を堪能しにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/01