旅行前に知っておきたいクロアチアの物価情報
観光大国クロアチア。物価は全般的に日本とそこまで変わらないでしょう。ただし公共の交通機関が安かったり、人気の高い観光地ドゥブロヴニク以外でお土産を購入したりと、旅をお得に済ませる方法はいろいろあります。クロアチア版民宿のソベもぜひ利用してみましょう。
アドリア海の真珠と呼ばれるドゥブロヴニクをはじめ、中世ヨーロッパの街並みを多く残すクロアチア。観光名所を多くまわりたいところですが、気になるのは現地の物価です。実はクロアチアは、西ヨーロッパ諸国と比べるとそれほど物価は変わりません。
クロアチアは6月から9月までが観光のハイシーズン。宿泊費も同様に高騰します。反対に11月から5月にかけてはオフシーズンとなるため、30%以上安くなることも珍しくありません。
ハイシーズンを例にとると、評価の高い5つ星ホテルで4万円前後から、一般的な3つ星ホテルでは1万円程度から見つけられるでしょう。宿泊代は安くしたい場合には、2千円台もある民宿やユースホステルを利用しましょう。特にクロアチア版民宿のソベは、ホームステイ感覚で泊まれる穴場的なソベまで見つかります。
クロアチアの交通費は格安です。首都ザグレブの主な交通手段は路面電車ですが、最も安いチケットは限定ゾーンだけで使える4クーナ券。ザグレブカードと言う1日乗り放題券は60クーナ(\1,000弱)ですが、他の交通機関で利用できたり、博物館などの割引も付いたりと、観光利用にぴったりです。
ドブロブニク観光では、バスやタクシー利用が一般的。バスチケットは売店やドライバーから購入します。ただし1回券が売店では12クーナ、ドライバーからは15クーナと価格が変わります。使い放題が付いてくるドゥブロヴニクカードは、1日券が150クーナ(\2,500弱)です。
旅の楽しみのひとつと言えば現地グルメ。内陸部では肉料理、沿岸部ではシーフードと、自慢のクロアチア料理は種類も豊富です。クロアチアのレストランで食事をする場合、値段は日本とほとんど変わりません。レストランでビールやワインなどドリンク1杯、メイン料理を1品頼むときの値段は、70クーナから150クーナあれば十分でしょう。カフェでコーヒーを飲む場合、1杯8クーナから12クーナです。
クロアチアでお土産を探す目安としては、クロアチア特産のラベンダーグッズなら10クーナ程度から見つかります。女性人気の高いクロアチア名物の刺しゅうやアクセサリーは、100クーナ前後で購入できます。
クロアチアは街中の至るところに両替所がありますが、円から直接クーナへ両替すると手数料が高い、というデメリットもあります。そこで円からユーロに両替しておいて、ユーロからクーナへ両替した方がレートはお得になるでしょう。
お土産選びにもお得ポイントがあります。観光地であるドゥブロヴニクは物価が高めなので、お土産の大量購入には不向きです。できるだけ周辺の都市で購入すると良いでしょう。
※本記事は2017年4月時点の情報です
更新日:2025/05/01