インドネシア旅行時に気をつけたい!ラマダンやレバランってなに?
イスラム教徒の多いインドネシアを旅するときに、特に気をつけなければいけないのがラマダン月です。この時期に行う断食は、大切な宗教行事ですので、最大限の配慮をするよう心がけましょう。
ラマダンは、ヒジュラ暦の第9月にあたる月のことを指します。ムスリム(イスラム教徒)はラマダン月の1カ月間、日の出から日没まで断食することが義務付けられています。ムスリムにとっては、宗教的な修行の意味合いを持つ神聖なものです。
ヒジュラ暦は毎年11日ほど早まります。そのためラマダンも毎年違う時期に行われため、旅行でインドネシアを訪れる際は注意が必要です。事前に、その年のラマダン月を調べておくことをおすすめします。
ラマダン月は、いつも以上にムスリムの習慣(女性は肌の露出を避けるなど)に配慮するようにしたほうがよいでしょう。ムスリムの目の前では、日中の飲食や喫煙は避けるのがマナーです。
クラブやマッサージ店といった娯楽施設も、ラマダン中は営業禁止または営業時間短縮になります。観光客も取り締まりの対象になりますので、十分注意してください。
1カ月続いた断食明けを祝う行事がレバランです。暦上の休日は2日間ですが、実際にはレバラン前後に1週間ほど休暇を取る人が多く、レバラン前後には帰省する人々で国内の交通機関が大混雑します。
またほとんどのお店が休みになります。医療機関や役所も休みになるので、何かと不便になるかもしれません。
ラマダンとレバランは、ムスリムにとって大切な宗教行事です。この時期は、現地の文化や慣習にいつも以上に留意をしておきたいところです。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/06/16