インドで象タクシーに乗りたい? 世界遺産アンベール城に行ってみて!
インドの動物と言えば象ですね。賢い動物として知られていて、世界遺産のアンベール城では象タクシーとしても人気です。ヒンズー教ではガネーシャという神様にもなっていて、彫像や絵画のモチーフになる他にも、誕生日にお祭りが行われるほど絶対的な存在です。
インドと言えば、のんびり歩くかわいいゾウさん。インドゾウと言う種類で、バングラデシュやミャンマーにも分布していますが、旅行で行ったらやっぱり現地で乗ってみたいですよね。
もちろんインドでは象乗りができます。日本ではなかなか体験ができませんので、思い出のひとつとして体験してみましょう。
象に乗れる場所として最も有名なのが、アンベール城です。
「ラージャスターンの丘陵要塞群」として世界遺産に登録される場所のひとつで、最大の見どころはモザイクが美しいガネーシャ門。幾何学模様の繊細なデザインが見事な、ヒンズーとイスラムの混合様式の建築美を堪能してください。
お目当てのゾウさんは、丘の上にあるアンベール城へのタクシーとして利用できます。ふもとでは、お客さん待ちのゾウさんの多さに驚くでしょう。
急坂と暑さで歩くと大変な道のりですが、象タクシーならたったの5~6分で到着します。
なお象タクシーは、1頭が1日に乗せる人数が決まっているため、時間帯やシーズンによっては乗れないこともあるので注意が必要です。
アンベール城以外にも、インドでは象乗り体験が可能です。お祭りやサファリツアーで見つけられますが、確実に乗りたい場合は象乗りプランがあるツアーに参加するのが良いでしょう。
このようにいろんな場所で働くゾウさんたちですが、もともとヒンズー教では象は神聖な動物です。特に象の顔をしたガネーシャは、富と叡智と幸運をつかさどる神様で、インドでは何かを成功させたい時などに礼拝される大切な存在です。
そのためインドを旅行すると、各地でガネーシャ像に出会うでしょう。ガネーシャグッズもたくさんつくられていて、ガネーシャTシャツを着ていたら知らないおばさんがニコニコしながら集まってきた、なんてこともあるほどです。
主に西インドで毎年9月ごろの10日間に、ガネーシャの誕生祭が開催されます。このお祭りでは巨大なガネーシャ像がつくられ、その像とともに人々が大行列で街中を練り歩き、クライマックスでは像を海や湖に流します。
見事に飾りつけられたガネーシャ像は、爆竹の爆発音に先導されて行進します。開催日はインド暦のバードラパダ月に行われるので、見に行く場合はスケジュールを確認するほうが良いでしょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01