インドの一人旅、安全対策や気をつけるポイントまとめ。
インドの一人旅は、何も知らないと危険と隣り合わせであることを忘れてはいけません。事実、スリやぼったくりや性犯罪の報告もされています。どんなに声をかけられても、全員が怪しいと無視を決め込むのも必要。対策や最新情報を確認して、インドならでは旅を安全に過ごしてしてください。
世界遺産タージ・マハルなどの名所を見たり、独特の文化を体験したりできるインド。ハマった! 人生観が変わった! と良い反応がある一方で、「インドなんてもう二度と行きたくない」と言う残念な意見が多いのも事実です。
つまり、知らない土地をリサーチもせずに旅することは、危険と隣り合わせで旅をすることと同じなのです。このことはインドに限らず、海外旅行ではいつでも警戒姿勢でいることが大事だと、しっかり認識しなければなりません。
どんな人でも小さいときには、「知らない人についていったり、何でも聞いたりしてはいけません」と言われたはず。それに加え、インドならではの注意点をしっかり把握してから出掛けましょう。
インドに限らず一人旅では、自分自身で身の安全を守らなければなりません。安全を最優先させるには、知らない人に声をかけられてもはっきりと断るのが基本です。
あいまいな態度でいると後をつけられたり、ホテルまで付いてきてしまう場合もあるので、「ノー」と言える勇気を持ちましょう。
インドでのトラブルは、特に都市部や観光地で、旅行者をターゲットにしたものが多く発生しています。一人旅の旅行者はターゲットになりやすいので、しっかりと対策を取らなければなりません。
まずインドに到着したら、空港で声をかけてくるような悪徳タクシーには絶対に乗ってはいけません。高額な料金を請求されるだけでなく、悪質な旅行会社に連れて行かれる・違うホテルに連れて行かれると言ったケースもあります。
街中・観光地とさまざまな場所でも、多くの人が声をかけてくるでしょう。
鉄道に乗ろうとしても「休みだよ」とうそをついて悪徳タクシーを紹介する人、いらないと言ってもお店へ連れて行こうとする人、その横で「ほどこしを」と物乞いする人と、とにかく疲れてしまいます。
さらに旅行者が集まる場所では、インド政府観光局と名乗って悪質な旅行会社に連れて行くケースまであります。
そんなときは、ここは日本ではない、全員が詐欺師やぼったくりかもしれないと考え直して、すべて無視することをおすすめします。
人の多い繁華街やバスの車内では、人のものを盗もうとする大胆なスリやひったくりも多くいます。バッグを開けられることもあるので、周囲にはしっかり目を配りましょう。
さらに人の少ない場所に行くときは、脅迫・強盗・性犯罪などにも注意が必要です。実際に被害も報告されているので、単独行動は控えるほうが良いでしょう。
犯罪の話が出ると、インドは悪い人しかいないようにも思えます。でもその原因は、裏側に貧困や階級意識が存在するから。元来インドはサービス精神旺盛な国で、大げさに話したり不必要なほど心配をしてくれる人も多い国。日本人の感覚では理解できないことも多いのでしょう。
そこでインドで一人旅を考えているなら、日本にいるとき以上に慎重に行動することを第一に考えてください。
例えばスリ対策には、お金や貴重品を分散させて持ち歩いたり、常に荷物から目を離さずにいたりすることが大切です。宿泊先選びも安全性を最優先させて、旅行前に中級以上のホテルを予約して、ホテルの空港送迎サービスを利用することをおすすめします。
あわせて、大事なポイントや最新情報の入手も忘れないようにしましょう。
インドで良いことがいっぱいあった! という人がいるのも事実です。人の善し悪しもそうですが、何よりインドでしかない体験が、リピーターを生むほどの感動を与えてくれるのでしょう。
スケジュールに融通が利く一人旅では、チケットを手配して絶景めぐりの旅もおすすめです。タージ・マハルはもちろん、歴史的な建造物から大自然の神秘まで、旅を自慢できるたくさんの驚きと感動が待っていますよ。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01