【イタリア】一度は行きたい! 「青の洞窟」への行き方と注意点
紀元前からローマ皇帝のお風呂として利用した、とも言われる神秘の場所「青の洞窟」。ナポリの港からモーターボートで向かいます。青の洞窟に行きたい場合には、入れる確率の高い夏場に行ってみてください。
洞窟というと、みなさんはどんなイメージを抱きますか?自然の力によってできた神秘と肯定的に捉える方もいれば、暗くてじめじめした場所と答える人もいるでしょう。でもイタリア南部・カプリ島にある海食洞「青の洞窟」には、すべてを覆すような美しさに満たされる洞窟です。
青の洞窟の存在が世界に広く知られるようになったのは19世紀。しかしその歴史は古く、紀元前のローマ皇帝にも愛されていたといわれています。
その根拠は、洞窟内から見つかったポセイドンやトリトンの彫刻。ローマ皇帝たちのお風呂場やプールとして、利用されていたのではないかと分析されています。
初めて行くので不安だという方はツアー会社を利用することをおすすめします。自力で行ってみようという場合には、モーロベヴェレッロ港かメルジェッリーナ港へ移動しましょう。船の本数が多いモーロベヴェレッロ港からがおすすめです。
カプリ島に着いたらモーターボート乗り場に行き、青の洞窟行きのチケットを購入してください。
乗り場に行ったのに、日本語で「入れません」という看板が出ていることがあります。実は青の洞窟は、海面とのわずかな隙間からしか入ることができないので、潮の高さや波の状態によっては入れません。
冬場の確率は10%以下ともいわれますが、夏場なら約80%程度ですから、青の洞窟に行くなら夏場がよいでしょう。朝の9時ごろなら、モーターボート乗り場で行けるかどうかを確かめることができます。ただし、天候によって行けなくなってしまうこともあります。
入り口から差し込む光が、洞窟内の石灰質を含んだ水と海底に反射して淡いブルーに光る「青の洞窟」。それは自然の力によって生み出される神秘といえます。それを目にしたときの高揚感は実際に体験してみないとわからないでしょう。
ここは根気よく、カプリ島には3、4日滞在する意気込みで行ってみてはいかがでしょうか?
※本記事は2016年11月時点の情報です
更新日:2025/06/16