オペラ好きになっちゃうかも!一度は訪れたいイタリアの歌劇場
オペラ発祥の国イタリアにはローマ歌劇場、スカラ座、フェニーチェ劇場、サン・カルロ劇場など世界的にも有名な歌劇場があり多くの観光客を魅了しています。
登場人物の迫力のある歌声と豪華な衣装で、多くのファンを魅了するオペラ。オペラ発祥の国イタリアには世界的に有名な歌劇場が多くあります。イタリアへ行くなら一度は歌劇場に訪れてみませんか。
オペラは17世紀頃にフィレンツェで生まれた、と言われます。音楽と演劇を融合した古代ギリシャ劇を復活させた、当初は貴族が楽しむ宮廷娯楽でした。その後一般に開放され、イタリア各地には歌劇場ができ、オペラは世界中へと広まっていきます。
ローマ歌劇場は1880年頃に建設された、当時はテアトロ・コスタンツィと呼ばれた劇場です。「ローマ・オペラ座」とも呼ばれ、美しい白大理石の外観は観客を圧倒し、オペラへの期待を高めてくれます。
11月から6月のシーズン中には有名なオペラやバレエの演目の公演があり、劇場はにぎわいを見せます。
1778年完成のスカラ座は、オペラファンなら一度は訪れたいと願うオペラ歌劇場の最高峰。ミラノにあるこのオペラの殿堂は、ウィーン国立歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場と並び「世界三大歌劇場」のひとつに数えられます。
格式高い歌劇場に一歩足を踏み入れると、舞台を囲むように並んだ豪華なボックス席に圧倒されます。
ヴェネツィアのサン・マルコ広場近くにそびえ立つフェニーチェ劇場は、1792年に建設されました。「不死鳥」を意味するフェニーチェ劇場は、過去2度の火災で全焼するも不死鳥がよみがえるように復活し、現在も多くの有名オペラ公演が開催されています。
金色を基調としたネオ・バロック様式の内装は世界一美しく、この歌劇場でオペラを堪能するとまるで18世紀にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。
ナポリにある、ヨーロッパでは現役最古の歌劇場として知られるサン・カルロ劇場。1737年に、ブルボン家当主カルロ3世によって建設されました。優れた音響設備と豪華絢爛な内部装飾で知られ、多くのオペラの名作が上演してきた伝統ある歌劇場です。
ガイドツアーに参加すれば、普段は入ることのできないロイヤル席を見学できるなど、歌劇場の魅力を堪能することができます。
イタリア旅行といえばグルメやショッピングなどが目的の人も多いですが、時にはオペラやバレエなどの芸術鑑賞に親しむのも良いですね。格式高い歌劇場でオペラを鑑賞すれば、特別でぜいたくな時間を過ごすことができます。
※本記事の内容は、2016年11月時点の情報です。
更新日:2025/05/01