世界的に人気が高いリゾート・フィリピンのボラカイ島まとめ
アジアで一番美しい砂浜をもつといわれる、フィリピンのボラカイ島について解説します。ボラカイ島がどんな島であるのか、歴史や気候などを交えて説明し、合わせてビーチやおすすめのホテルについても紹介します。
ボラカイ島は、ルソン島の南方、パナイ島の北西に隣接する細長い島です。もともとは未開の土地であったボラカイ島は、今ではすっかり開発が進み、フィリピンでも有数のリゾート地となりました。ここでのハイライトといえばやはり美しいビーチで、口コミをベースとしたアワード「アジアのベストビーチ」では、2014年ナンバーワンに選ばれるなど世界のお墨付きです。
ボラカイ島の古い歴史はあまりよく知られていません。もとはいくつかの集落があるだけの素朴な土地、いわゆる秘境というレベルで、訪れるにも滞在するにもかなりの苦労が伴ったといいます。とはいえこの美しいビーチがいつまでも放っておかれることはなく、1990年頃からメディアで大人気に。開発が進んだ今では電気や水道はもちろん、交通インフラ、宿泊施設にレストラン、カフェ、バーにディスコと商業施設が軒をつらね、快適な滞在が約束されています。
島を囲むようにいくつものビーチが存在し、また内陸部には乗馬場や展望台、洞窟などの見どころも。世界中から旅行者を迎える地でもありますが、のんびりとした雰囲気はかつてのまま。小さい島なので移動は徒歩が中心ですが、簡易タクシー「トライシクル」は料金も安く、重宝するでしょう。
マニラのニノイ・アキノ国際空港からパナイ島のカティクラン空港まで国内線で移動、港からボートでボラカイ島へ渡ります。または、パナイ島のカリボ空港まで国内線移動、そこからカクティランの港まで行きボートで渡ります。
フィリピンは治安面が不安定といわれている中で、ボラカイ島は比較的治安良好ということができます。ただし、泥棒やスリ、置引に詐欺といった軽犯罪には注意が必要です。島内のリラックスムードに気がゆるみがちですが、お金や貴重品の管理は徹底し、やたらと親しげに話しかけてくる人には注意が必要でしょう。
フィリピン全体が熱帯に属する中、雨量や気温はエリアによって大小の違いがあります。ボラカイの12月から5月が乾季で、中でもベストシーズンは海が安定する12月から4月。7月から11月はモンスーンや台風の影響から雨風が激しく、海も荒れるので渡航時期を選ぶ必要があるでしょう。
アジアで一番といわれるほど美しいホワイトビーチは、島の全長約7.5kmの半分以上という、4kmほどにわたるビーチです。島中央部にあり、このビーチに沿う形でメインロードが走ります。透明度の高い海と、ホワイトサンドと呼ばれるきめ細かい砂浜が特徴で、エメラルド色の海と鮮やかに青い空、真っ白な砂浜のコントラストは息をのむばかりの絶景です。
島の最北端に位置するビーチで、ホワイトビーチと並んで人気を集めています。砂浜にプカシェルという小さな貝が混じることから、プカシェルビーチという名前がついたそうですが、貝殻は拾い集められ数が激減しているとのこと。リゾート施設も少なく静かなこのエリアは、のんびりと過ごすのに最適の場所でしょう。
ボラカイ島にあるシーカヤックやシュノーケリングなど、一通りのマリンアクティビティが楽しめます。しかし、何と言っても人気なのがクリフダイビング。高さ10メートル以上の飛び込み台から、青い海に豪快にダイブするスリルを味わえます。
リゾート地の多くあるフィリピンの中でも有数のリゾート地であるボラカイ島。透き通った海と鮮やかな青い空、真っ白な砂を持つこの島は、治安も比較的安定していて、安心して楽しむことのできるリゾートです。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/06/17