イタリアの首都ローマの観光スポット5つ
永遠の都ローマには、多くの史跡・名勝があり、数日ではまわりきれないほど観光すべき場所が盛りだくさん。滞在してゆっくり観光を楽しむのがベターでしょう。スペイン広場や真実の口など、あの映画の主人公を追って、じっくりまわってみてください。
およそ2000年前に建てられた楕円形の闘技場コロッセオは、大きさは長径188メートル、短径156メートル、周囲527メートル、高さ約48メートル。約5万人を収容したとも言われている、とてつもなく巨大な建物です。
かつては命がけで剣闘士が闘う姿をローマ市民が観戦する娯楽の場でしたが、今では死刑廃止イベントのために利用されていることもあるのだとか。観光客も多く、混雑が予想されるためチケットを事前に購入しておきましょう。
ローマで必ず押さえておきたい観光スポットのひとつ。ローマ市内にある噴水の中でも最大の、バロック時代の噴水です。背を向けてコインを投げる逸話はあまりに有名ですが、枚数によってかなう願いが変わることを知っていますか?
1枚なら再びローマを訪れることができ、2枚なら好きな人と一生添い遂げられる。3枚目からは……ローマ観光のお楽しみにしてください。夜のライトアップされた姿も幻想的なので、日が落ちてから訪れるのもよいでしょう。
ローマ中心部にある広場。中でもスペイン階段は、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーンで有名です。
この135段の階段の名前は、当時ここにスペイン大使館があったから。階段から見下ろすローマの街並みは圧倒的です。その先に続くショッピングエリアへ、オードリーになった気分で出掛けてみてはいかがでしょう。
ナヴォーナ広場は、ドミティアヌス帝がつくった競技場をルーツとするローマ市内の広場です。その中心にあるのは、ベルニーニ作の「四大河の噴水」。ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川という4つの大河を擬人化したバロック彫刻の傑作です。
その噴水と向かい合うように、聖アニェーゼ教会が建っています。四大河の噴水にあるナイル川の像が顔を隠すのは、この教会を見たくないという、ベルニーニのイタリア人らしいアイロニーが見て取れます。
夜の広場には、美しい彫刻を向かいのレストランから堪能しようと、市内のあちこちから人が集まります。
うそつきは手を切り取られるという言い伝えが有名な真実の口は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られています。元々は、下水溝のマンホールのフタだったとも言われています。
お決まりの観光スポットとして、友人同士で訪れるならやはりここでしょう。しかし口に手を入れようと、いつも人が並んでいて、休日には30分以上かかることも。「ローマの休日」のあのシーンも、たどり着くにはなかなか大変ですね。しっかり予定を立ててから訪れましょう。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/01