ロシア各都市へ空路で！ 主要都市の空港情報まとめ
ロシア各都市へ空路で！ 主要都市の空港情報まとめ
世界最大の国土を誇るロシアには、各地に空港が設置されています。サンクトペテルスブルクは歴史的な街並みが人気の観光都市で、窓口にはプルコヴォ空港が便利。シベリアなどの極東地域では、極寒の地サハ共和国にヤクーツク空港があります。モスクワにはシェレメチボ空港とドモジェドヴォ空港という、日本から直行便が就航する空港があります。
1917年までロシア帝国の首都だったサンクトペテルブルク。ピョートル大帝により1703年につくられたロシア北西部の街で、たまねぎ形の屋根など独特の建築の「血の上の救世主教会」、歴代ロシア皇帝の霊廟がある「ペトロパブロフスク要塞」、世界三大美術館の1つ「エルミタージュ美術館」など、数多く残されている歴史的建築物を楽しみにたくさんの観光客が訪れます。
プルコヴォ空港は、サンクトペテルブルク中心部にある宮殿広場から約30分の場所にある国際空港です。
プルコヴォ空港では、全面改装されたターミナル・プルコヴォ1から国内線・国際線を利用できます。利用しやすい空港内は多くのサービスが備わっていて、ATM・銀行や免税店、ベビーケアルーム、荷物の梱包サービスなども行っています。
ロシア料理が楽しめるレストランや、スターバックスなど日本でもおなじみのカフェ・ファストフードもあり。ラウンジは「アエロフロートラウンジ」と「ビジネスラウンジ」があり、それぞれ国内線利用者用、国際線利用者用と分かれています。24時間営業で、Wi-Fiやシャワー・軽食飲み物などのサービスを受けられるほか、プライオリティパスでも利用可能です。
空港から地下鉄のモスコフスカヤ駅までは、バスが利用できます。空港到着ホール前のバス停までノンストップの便を使えば、所要時間は約20分、運賃は40ルーブル（約65円）。地下鉄へ乗り継いで市中心部まで、約1時間かかります。
タクシー利用の場合は、市中心部まで約30分、料金は約1,050ルーブル（約1,670円）。違法に営業するタクシーもあるので注意しましょう。
ロシア極東にあるサハ共和国の首都で、厳冬期には気温マイナス60度にもなるヤクーツク。一年を通して極寒のロシアを体験できる巨大な氷の洞窟など、幻想的な光景も楽しめる街です。周辺の鉱業により先進的な街へと発達する、近代的な街でもあります。
ヤクーツク空港は、ヤクーツク市内からはおよそ7km北東にある空港で、中国や韓国のほか日本からの国際線が就航することもある空港です。
空港ターミナルは国際線、国内線の両方が利用しています。日本・中国・韓国などの国際線のほか、ロシア極東の各地・モスクワなどへの便が多数就航しています。ターミナルはサービスの充実した施設が数多く、ATM・VIPラウンジ・Wi-Fi・荷物預かりなどのサービスが用意されています。
民族音楽が流れホールや宴会場もある居心地の良い雰囲気のレストラン、マトリョーシカなどのロシア定番のお土産品を扱ったショップなど、搭乗手続き前に余裕のある方がのんびりと過ごせる設備も整っています。
空港までのアクセスはバスまたはタクシーを利用。バスはヤクーツク市内の観光スポットをめぐるため、どこからでもバスに乗りやすいというメリットがあります。タクシーはバスと比べて料金が高いものの、冬は極寒の場所なので状況によってはタクシーを予約することをおすすめします。
首都モスクワには、ロシアでも最大規模の空港が2つあります。
シェレメチボ空港は、アエロフロート・ロシア航空のハブ空港となっている空港。歴史は古いものの近代化が進み、モスクワ市内へのアクセスもアエロエクスプレスが開通したため約35分と、利便性が向上しています。ショップやレストランも24時間営業のものが増えるなど、空港滞在もしやすくなっています。
全日空などの直行便が就航するのが、モスクワの南に約40km離れたドモジェドヴォ空港。こちらもショップやレストランをはじめとする設備が充実する空港で、空港アクセスもアエロエクスプレスで40～50分と、利便性についても遜色がありません。
両空港のアクセスは、基本的にモスクワ市内を経由する必要があるため、空港間での乗り継ぎはあまり現実的ではありません。往復で別の空港を利用する際にも、所要時間の違いなどに注意が必要です。
※本記事は2018年8月時点の情報です
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