シンガポールの象徴マーライオンは1頭だけじゃない! おすすめ撮影スポットもチェック
シンガポールを訪れる人は、必ずといっていいほどマーライオンの見物を観光プランに入れています。マーライオンはシンガポールの象徴ですが、実はあの有名な1頭だけではなく5頭もいるのです。旅行中、それぞれの表情や大きさの違いを比べながら街歩きするのも楽しいですね。
マーライオンとは、上半身がライオン、下半身が魚の像のこと。シンガポールの“シンガ”という言葉がもともと“ライオン”という意味で、それに海を表す“魚”をかけあわせた、オリジナルの存在なのです。
多くの人が一度は写真で見たことのある有名なマーライオンは、マーライオン公園にあるもの。シンガポールに存在するマーライオンの中で最も古い像です。1972年にアンダーソン橋のたもとに建てられましたが、2004年に現在の場所へ移動されました。
高さが8.6メートルあり、水を吐いているその姿はやはり印象的です。夜にはライトアップされるため、幻想的な雰囲気で、高層ビル群の夜景をバックに立つ姿は、白く浮き上がりより雄々しく感じられます。
以前は「世界三大がっかり」などと言われていましたが、それは正面からマーライオンの姿が見えなかったことに加えて、故障により口から水が出なくなってしまったためです。
移動してからは全く問題なく、世界中の人が訪れる人気の観光スポットとなっているのでご安心ください。
マーライオンを正面から撮影するのであれば、桟橋からがおすすめです。いつ訪れても観光客でにぎわっています。
角度によっては、マーライオンが吐き出す水を口で受け止めるようなカットを撮影することもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
マーライオンの後ろの方に同じ目線を向けるように立つと、マリーナベイサンズも入る構図で撮影することもできます。
セントーサ島には、高さ37メートルのマーライオンが存在します。シンガポールでもっとも大きいマーライオンで、その迫力に驚くこと間違いなしです。
マーライオンの頭の上と口元は展望台になっています。セントーサ島やシンガポールの海を一望することができ、観光客に人気です。
また、夜になると目からビームが出るため、昼とはまた違った姿を見ることができます。もちろん展望台から眺める夜景と一緒に満喫しましょう。
実はシンガポール国内には、ご紹介した有名な2頭の他に、政府が認めたマーライオンがもう3頭います。
まずは、マーライオン・パークにいるマーライオンの後ろに、高さ2メートルのミニマーライオンが1頭。マリーナベイサンズと大きいマーライオンと共に写真を撮ることができます。
もう1頭は、ハーバーフロント駅の近くにある、標高115メートルのマウントフィーバーの山頂に。20分ほど緩やかなコースを上れば見ることが可能です。
最後の1頭は、シンガポール観光庁内。それほど存在感はありませんが、ぜひチェックしてみてください。
政府公認のマーライオンは5頭。しかし、政府非公認を含めると、シンガポール国内にまだまだマーライオンはいるのだとか。マーライオンを探しながら観光するのもおすすめです。
※本記事は2017年9月時点の情報です
更新日:2025/05/01