タバコに厳しい国シンガポールで喫煙者が知っておきたいこと
シンガポールではタバコに関する厳しい罰則があり、違反すると高額の罰金を支払う必要があります。タバコの持ち込み時の申告や喫煙所以外の場所では吸わないなど、きちんと規則を守って楽しい滞在にしたいですね。
シンガポールは国を挙げてクリーンな国家を目指していることで有名です。タバコもその例に洩れず、国内での喫煙は良しとされていません。シンガポールでタバコを買うととても高く、日本円で一箱1,000円以上もかかります。またほとんどのショッピングセンターや飲食店は禁煙となっているので、喫煙者は我慢しなければならないことになります。街中には喫煙可能のマークが表示してあるエリアがあるので、必ず決められた場所で吸うようにしましょう。
日本からタバコを持ち込む際には、入国時に税関で申告が義務付けられています。もし申告をしないと初犯の場合タバコ一箱あたり200シンガポールドル(以下ドル)、悪質と見なされた場合は5,000ドルもの罰金が科せられます。またタバコ1本につき税金と7%のGST(消費税)が追加されるので、一箱あたり約7.5ドルの税金を支払う必要があります。
シンガポールで購入したタバコには全て「SDPC」というシンガポールの納税済みの証明が付けられており、このマークが付いていないタバコを所持していると罰金を支払わなければなりません。日本からタバコを持ち込む際には、申告の際に発行される証明書を必ず携帯しましょう。一方シンガポールを出国する際には、空港の免税店でタバコを購入すると日本よりも安いので、たくさん購入して帰る人が多いようです。
シンガポールではタバコに関する違反に対して厳しい罰則が設けられています。例えば喫煙所以外の場所でタバコを吸うと最高1,000ドル、SDPCのマークが付いていないタバコを所持していると一箱につき500ドルの罰金を支払わなければいけません。
タバコの吸い殻をポイ捨てしたら300ドルの罰金です。街中には至るところにゴミ箱が設置されていて、環境美化に力を入れているのが窺えます。吸い殻はきちんと指定のゴミ箱に捨てるようにしましょう。
タバコの他にもチューインガムの持ち込み禁止やMRT(地下鉄)内での飲食禁止など、様々な罰則規定があります。知らないと高額な罰金を支払うことになるので、事前に確認しておきましょう。
更新日:2025/05/01