タイのお菓子8選。日本へのお土産にもおすすめ!
タイのお菓子はバラマキ用のお土産にもぴったり。宮廷で食べられていた菓子や、結婚式や仏教行事で出される縁起物など数多く販売されています。その多くは、屋台や自転車販売などで購入可能。旅行中に小腹が空いたときにも重宝するので、旅行の準備と合わせてしっかりとチェックしておきましょう。
タイにはお土産にもぴったりな様々な種類のお菓子が販売されています。いずれも手軽に購入することができますので、出発前に一度チェックしておきましょう。
まるで菱餅のような色彩の『カノムチャン』。パンダナスの葉で色付けした層(チャン)と、透明の層を順番に流し込むことで、きれいな層を作り上げています。基本は9層から成り、位が上がって昇進するという意味から、縁起物として結婚式や仏教行事で出されることが多いです。
形は四角と丸のものが多いですが、中にはバラをかたどったかわいらしいものもあり、食感はもちもち。タイの路上でよく見かける、自転車販売の定番スイーツでもありますね。
地方の特産品や、食に関するイベントでよく見かける、タイ南部の伝統的な菓子である『カノムラー』。くるくると丸まった筒状が特徴で、に数本から十数本程度がまとめて売られています。いわゆる「粉もの菓子」ですが、食感はものによってクリスピーだったり、やわらかかったりします。小麦粉や米粉から作られる自然な甘さは、甘いものが苦手な方でも抵抗なく食べられるでしょう。
丸く焼き上げた形状はまさに日本の『たこ焼き』、でも一口ほおばると、カリッとした中にココナッツの甘い香りと甘い蜜。タイならどこでも食べられる、定番の焼き菓子です。屋台の集まる場所があればたいてい『カノム・クロック』の屋台も見つけられるでしょう。
作り方も日本とほぼ同じで、丸い穴の空いた鉄板に米粉や小麦粉の生地を流し込んでクルクル焼きます。スイーツ系のものが定番ですが、ネギや卵、牡蠣など軽食系のものもあり、お店によって味や食感が幅広いのも特徴。日本にもファンが多く、家庭のたこ焼き器を使ってタイの味を再現するという話もよく聞きます。
火を通すことで甘みがさらに増す揚げバナナ『クルワイ・ケーク』は、タイでもっともポピュラーなおやつです。カオマオ=青い米、トード=揚げるという意味のとおり、ココナッツとお米を使って作るのが『カオマオ・トード』。揚げバナナに天かすのようなものをのせたものが一般的ですが、たかが天かすとあなどるなかれ。パリパリの天かすと、とろりとした濃厚なバナナの甘みはまさに南国の楽園の味なのです。
見た目に工夫が凝らされることもあり、天かすの部分を別添えにするなど、普通の揚げバナナをアーティスティックに魅せるお店も。タイのレストランなどで見かけたら、ぜひ探してみてください。
ボートのような形をした、クリーム色のお菓子。粉と卵の黄身、ココナッツミルクから作られています。中が空洞になっており、メレンゲのように口の中でほどける繊細な食感は、日本の味に似たものを探してもなかなか見つからないでしょう。シンプルながら甘みの強いお菓子なので、甘党のあの人へのお土産にどうぞ。
ココナッツミルク・もち米・ヤシ砂糖から作られた『カオニャオ・デーン』は、タイの伝統的な菓子。まろやかな甘みのヤシ砂糖と、コクのあるココナッツミルクが混ざり合った奥深い味です。ちなみに『カオニャオ』とは、赤い色をした粘り気の強いもち米のことで、 デザートやお菓子の素材として、また主食として活躍する食材です。
『マプラーウケーオ』はココナッツを意味するタイ語で、このお菓子はまさにココナッツがメイン。小さく細切れにしたココナッツを黄色やピンク、白などに着色し、一口サイズに丸めた砂糖菓子です。
一見、日本の「いかしゅうまい」をカラフルにしたような見た目ですが、表面はとげとげしていて硬い食感です。口の中で砂糖が溶け、同時にココナッツのシャキッとした食感が楽しめます。香りづけにロウソクを使用しているのが特徴で、口の中に入れた瞬間、ふわっと独特の香りが広がります。
ピンク、緑、白、紫などコロコロとした小さな形状でまとめて売られているのが『カノムアールア』です。ソフトクリームのような形状のものが多く、カラフルな見た目もあって目を引きます。
これは宮廷で食べられていた伝統的なタイのお菓子で、材料は小麦粉・砂糖・ココナッツミルク。外側は固めのゼリー、中心の部分はやわらかい食感です。『マプラーウケーオ』と同じように、ロウソクで風味づけをしていることから甘いココナッツの風味がさらに独特なものになり、やみつきになる人も多いのだとか。
更新日:2025/05/01