安全なアメリカ旅行のために!押さえておくべき治安情報
アメリカで発生する犯罪の多くは、車上荒らし、スリ、置引などであり、旅行者でも巻き込まれる可能性は十分にあります。アメリカの大都市の治安は比較的良好といえども、旅をする際には気を引き締めることが大切です。
アメリカの治安の特徴は、大都市や観光地ほど治安が良くなる傾向にあるということです。人口の多いニューヨークやロサンゼルスやシカゴは、比較的治安が良いエリアと言えるでしょう。
意外と思われるかもしれませんが、ラスベガスも治安が良い傾向がある都市です。娯楽の街のイメージから犯罪が多いように感じられるかもしれませんが、観光産業も発達しているために治安は比較的良いようです。
観光客が多いにもかかわらず犯罪発生率の高い都市としては、マイアミビーチで有名なマイアミが挙げられます。マイアミがあるフロリダ州も、全米では犯罪が多い州として認知されています。外国人観光客の場合、強盗の被害が特に多く報告されています。
アメリカの犯罪と聞くと銃を使ったものを思い浮かべがちですが、アメリカ国内で件数の多い犯罪は車上荒らしやスリ、置引などのいわゆる軽犯罪です。このような犯罪は大都市で観光客が被害に遭いやすい傾向があります。カバンをきちんと締めることや荷物から離れないこと、場所取り感覚で荷物を置きっぱなしにしないことには十分注意しましょう。
どの国にも言えることですが、外国を旅行する際に日本と同じ気持ちではダメです。どんなににぎわっている街でも人が少ないエリアには近づかない、派手な服装やいかにも観光客と分かるような行動をしない、貴重品はすぐしまうクセをつけるなどは、海外旅行の常識でしょう。親切な人に出会ってもすぐについて行かないことも、身を守るためには必要な心得です。
一人でフラフラ歩くのもかなり危険な行為です。特に広大なアメリカでは、歩くよりも交通機関を利用するほうが良いのですが、少し高くてもタクシーで移動できればさらに安心でしょう。
特に治安に関する注意情報が出ている場合、外務省の海外安全ホームページから情報を入手できます。
アメリカには大都市ほど治安が良いという傾向があります。有名な都市や観光地を巡る予定なら、犯罪に巻き込まれる可能性は低いかもしれません。しかし、安心し過ぎて置引などに遭ってはせっかくのアメリカ旅行が台無しです。旅行中は気を引き締めながら、楽しく過ごしたいものですね。
※本記事は2017年3月時点の情報です
更新日:2025/07/07