水の都ベネチアでイタリア観光を楽しむおすすめポイント7つ
イタリアの「水の都」ベネチアの運河に架かる橋の数は400とも言われており、主な移動手段は船。水上から街の美しさを楽しみましょう。陸にあがればサンマルコ広場からさまざまな観光スポットが。滞在日程にあわせてスケジュールに組み込んでみてください。
ベネチアへ行ったらぜひとも体験したいのが、ゴンドラ遊覧での市内観光です。ゴンドリエーレが操るゴンドラに揺られながら、カンツォーネを聴き「アドリア海の女王」と称されるベネチアの街並みを楽しみましょう。夕暮れ時のクルージングなら、ロマンチックな雰囲気がより一層深まっていきます。
現地での予約は取れないこともあるので、事前に予約することをおすすめします。いろいろなコースがあるので、日程や予算に合わせてオプショナルツアーをネットで予約するとよいでしょう。
ヴァポレットとは、ベネチアの運河を走る船のこと。ベネチア市民の足とも言える水上バスで、ベネチアの観光スポットを網羅しています。地上での移動とは一味違った風景が楽しめます。
乗船券は切符売り場で購入できますが、事前にネットで購入しておけば便利です。観光利用にはヴァポレットと市内バスの共通券がおすすめ。発券されるチケットはICカードタイプですので、備え付けのカードリーダーにSuicaのようにかざせばOKです。
カナル・グランデとは、ベネチアの街を二分するS字にカーブしている「大運河」のこと。主要な観光スポットを歩いて巡るのも良いですが、ヴァポレットを利用してカナル・グランデに架かる4つの橋(リアルト橋・スカルツィ橋・アッカデーミア橋・ローマ広場歩道橋)を見るのがベネチア観光の醍醐味でしょう。
水の都の名に恥じず、水辺から眺めるベネチアの町は見逃せないスポットがめじろ押し。ゴシック様式のすばらしい建物は、むしろこちらが正面なのでは、と思わせるほどかわいらしく美しい風景を見せてくれます。
「白い巨象」とも言われているリアルト橋は16世紀に建造された橋で、カナル・グランデに架かる最古の橋になります。橋の長さは48メートル、幅22メートル、水面からの高さ7.5メートル。橋の上はアーケード街になっており、さまざまな商店が軒を連ねています。この橋も水上からの眺めが有名ですので、ゴンドラやヴァポレットで通るのを忘れずに。
サンマルコ広場はベネチアの中心的広場で、回廊のある建物に囲まれており、「世界一美しい広場」と称されています。広場にはレストランやカフェがあり、1720年創業の「Cafe Florian(フローリアン)」はカフェラテ発祥のお店として有名です。
歩いてすぐの広場の周辺にはサンマルコ寺院・ドゥカーレ宮殿があり、それらを合わせてベネチアでもっとも重要な観光スポットともみなされています。
ベネチア商人がアレキサンドリアから持ち帰った聖マルコの遺骸をまつるために、832年に建造されたと言われている寺院です。ベネチアでも屈指の観光スポットで、一度は暴動により焼失されましたが、その後再建され、何度かの修繕と改築を経ています。
サンマルコ寺院は、東ローマ帝国のコンスタンチノープルにあった「聖使徒大聖堂」をモデルに建造された、ビザンチン建築を代表する建造物で、天井のモザイク画は黄金に輝いています。
ドゥカーレ宮殿は、8世紀に建造されたベネチア共和国の総督邸であり政治の中枢です。14世紀から16世紀にかけて改修され、現在は美術館として公開される建物には、ゴシック様式とイスラム建築の両方の影響を見ることができます。ベネチア映画祭の会場としても有名です。
大議会の間(最高議会の間)に飾られるティントレット作の「天国」は、世界最大級の油絵。「黄金の階段」「四つの扉の間」などベネチア共和国の繁栄をうかがわせる美術品の数々を堪能できます。
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/05/01