ベトナム世界遺産3選。一度は必ず訪れたいスポットはここ!
ベトナムの世界遺産は、テレビや映画でも登場する有名な景色がたくさんあります。今回ご紹介するのは、ベトナム初の世界遺産となったフエ、神秘的な伝説が残るハロン湾、かつての日本人街の面影が今も残っている古都ホイアンの3つ。フォトジェニックなスポットも多くあり、散策にもぴったり。
ベトナムの世界遺産は、1993年に登録されたフエの建造物群をはじめ、全部で8つ。今回は、一度は訪れてみたい3スポットをご紹介します。大自然や歴史に触れつつ、ベトナム独特の空気を肌で感じてみてください。
壮大な建造物が並ぶフエは、ベトナム最後の王朝であるグエン朝の都として栄えました。ベトナムの最初の世界遺産として毎年多くの観光客がこの地を訪れています。
昔の市街の跡が残る王宮は圧巻で、鳳凰をかたどった門をくぐると正面に太和殿があります。中国の影響から龍の装飾が施されており、ベトナムの歴史的背景を肌で感じることができます。
ベトナムの北部、ハノイからバスで3時間30分のところに、多くの奇岩が残るハロン湾があります。荘厳な雰囲気のこの地は、ベトナム最高の景勝地といわれ、龍の吐き出した宝玉が岩となったという神秘的な伝説とあわせて人気の観光スポットとなっています。世界中からの観光客も年々増加傾向にあります。
ハノイから日帰りも可能なのですが、クルーズ船で一泊するツアーも用意されていますので、ぜひ体験したいものです。夕日やすばらしい星空、そして朝日をゆっくりと眺めてハロン湾のさまざまな表情を味わいましょう。
世界遺産に登録されてからは、ホテルやマーケットなどもオープンしさまざまな設備も充実してきました。また岩に移動して鍾乳洞(しょうにゅうどう)を探索する体験ツアーや、海岸でのバーベキューなども人気です。水上で生活する人々を眺めながら、大自然の遺産を存分に楽しんでください。
ベトナムの中部、ダナンから車で1時間のところに古都ホイアンがあります。この水辺の町はかつて1,000人を超える日本人が暮らしていた場所であるため、どこか懐かしい雰囲気を感じとることができます。
ホイアンのチャンフー通りにある来遠橋は、1593年に日本人によって架けられた屋根付きの橋です。かつては川の両サイドにあった中国人町と日本人町を結んでいました。
江戸幕府の鎖国によって中国人町の方が栄えていったので、建物には鮮やかな中国様式が目立ちますが、ところどころに日本の建築様式が垣間見えます。散歩の延長ですべてを見て回れるほどの小さな町ですが、深く長い歴史と懐かしさが詰まっています。
ホイアンの旧市街は、自動車やバイクの乗り入れが禁止されている時間帯があるので、ゆっくり町と向かいあうことができます。この地と日本の歴史を勉強してから訪れれば、更に深い体験になるでしょう。
更新日:2025/05/01