オーストラリアに来たら何食べる? 絶対食べたい料理5選
広大な自然と海に囲まれたオーストラリアは、新鮮な食材を生み出しています。国民的な食べ物であるミートパイ、都市の至るところにカフェがあるコーヒー文化、日本でもおなじみのオージービーフ、世界規模の魚市場がある豊富な魚介類、日本人向けのラーメン屋も多数あります。
オーストラリアは、恵まれた大自然、コアラなどのかわいい動物たち、きれいな海が観光名物といわれ、日本人にも人気の観光地です。しかし数々の観光スポットがありながらも、イギリス系の国であるオーストラリアは食文化が活発ではありません。
そこで日本ではあまり注目されていない、オーストラリアの名物料理を5つご紹介します。
オーストラリア産の牛肉であるオージービーフは、オーストラリアの広大な自然によって育てられた牛を使用しています。
脂身の少ない赤身肉は、低カロリーで、さらにアミノ酸がたっぷり含まれたタンパク質が豊富で、ビタミンB群、鉄、亜鉛などの成分も多く含まれています。摂取すると新陳代謝、細胞の再生などの効果があり、美容にも効果的です。
ミートパイは手のひらサイズの大きさで、パイの上、またはパイの中に、ミンチ肉や細かく切られた肉、マッシュルーム、玉ねぎなどが入り、グレイビーソースやトマトソースをかけた食べ物です。
オーストラリアではビールなどの飲み物と一緒に食べることがポピュラーで、フットボール観戦をしながら食べることが定番となっています。
美しい海に囲まれたオーストラリア、特に食の都といわれるシドニーでは、新鮮な魚介類を使用したシーフード料理が名物です。
シドニーの台所といわれる魚市場の『シドニー・フィッシュ・マーケット』では、食材の買い物ができるだけでなくその場で調理も行っており、シーフード料理を堪能することができます。
生のままお刺身で、またはボイル、焼き、フライ……できたての料理をテラス席で味わうのはまた格別。さらに、周辺にはお寿司を楽しめる寿司バーをはじめ、ピザ屋や果物店からカフェバーや雑貨店までなどいろいろなお店があって飽きません。
カフェといえばパリのイメージがありますが、オーストラリアはパリ以上にカフェが多いといわれるほどのカフェ大国です。シドニーをはじめ都市の至るところにカフェがあります。
オーストラリアは、イギリス系のため昔は紅茶が多く飲まれていましたが、イタリアやギリシャ、トルコなどの移民たちが本格的なコーヒー文化を導入し、さらに80年代後半になるとラテやカプチーノなどを提供するカフェが増えていきました。
そのうちオーストラリア独自の文化として定着し、『ロング・ブラック(普通?やや濃い目のブラック)』、『フラット・ホワイト(ミルク入りコーヒー)』『モカチーノ(モカのミルクを泡立てたコーヒー)』などが海外にも紹介されるようになっていきました。
2012年の統計によれば、オーストラリア国民の一人当たり、年間93杯ほどは愛飲しているそうですよ。
欧米をはじめ日本食への人気は近年目覚しいものがありますが、移民の国であるオーストラリアも例に漏れず、日本の食文化を抵抗なく受け入れ、定着させつつあります。
特にシドニーには、実は多くのラーメン屋があります。日本の味を忠実に再現したものや、フレンチのシェフによる力作のほか、もちろん日本の名店と呼ばれるラーメン店が出店していたりもします。
味噌、とんこつ、塩、しょうゆなど、もしかしたら日本よりもバラエティに富んでいるかもしれません。オーストラリア滞在中にふと日本食が恋しくなった胃袋を、大いに満足させてくれるでしょう。
これといった名物料理の印象が薄いオーストラリアですが、おいしい食材を多く生産しています。栄養満点の肉、おしゃれなカフェで飲むコーヒー、新鮮な魚介類など、観光の際はオーストラリア料理を大いに堪能したいものです。
更新日:2025/06/16