【人気の産地をピックアップ】オーストラリアのワインはどれを選ぶべき?
オーストラリアのワイン作りはウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州が中心です。気候、土壌ともにブドウ栽培に適しており、安定した品質を維持しています。ワイン醸造の歴史自体はまだ200年ほどですが、国内の年間ワイン消費量だけ見ても世界でトップ10に入ります。各地の名品をお供に、オーストラリアのランチやディナーを楽しみましょう。
オーストラリアは、世界でも有数のワインの生産国です。各地で個性的なワイン造りが行われています。ここでは代表的な産地をご紹介します。オーストラリアンに愛されるワインをお供に、ランチやディナーを楽しんでみてはいかがでしょう?直売所があるのも楽しみのひとつでしょう。
オーストラリアでも最大のワイン生産地が南オーストラリア州です。その歴史は古く、1,850年代に栽培されていた古いブドウの木が今も残っています。 まず紹介したい産地がバロッサ・バレー。温暖な気候に恵まれ、ジェイコブズ・クリークやペンフォールズなど大手を含む150種のワイナリーが集まります。赤ワインならシラーズ、白ワインならリースリングが有名です。観光客向けには約半分のワイナリーが公開されています。オプショナルツアーなども充実していますね。
南オーストラリア州の南東端、ライムストーンコーストといわれる地域にあるクナワラは、オーストラリアを代表するカベルネ・ソーヴィニョンをはじめ、シラーズ、シャルドネなどの産地となっています。
ここは赤いテラロッサ土壌で知られていますが、下層が石灰となっていることから通水性と保湿効果に優れているのが特徴。この地に根をはわせることで、濃縮感があり長期熟成に耐える良質のブドウが育つといわれています。約40ある地元のワイナリーが協力しあい、最高級の赤ワインを世に送り出しています。
マーガレットリバーは西オーストラリア州におけるワインと食の中心です。『ザナドゥ・ワインズ』や『リーウィン・エステート』をはじめとする120カ所以上のワイナリーを擁し、受賞歴のあるワインも多数。生産量はそこまで多くありませんが、非常にクオリティの高いワインを産出する地域として有名です
各ワイナリーではテイスティングをはじめ、さまざまな料理とワインを少しずつ楽しめるディナーも。11月にはマーガレットリバー・グルメ・エスケープという、国内外からトップシェフやワイナリーが集う人気のイベントがあります。
メルボルンのあるビクトリア州は、州全体がブドウ栽培に適した土地柄で、各地でワインの生産が盛んに行われています。中でもメルボルンの東に位置するヤラバレーは、オーストラリアを代表するワインの生産地です。現在80以上のワイナリーが点在しています。
特にスパークリングワイン好きの間ではあまりに有名な『モエ・エ・シャンドン』が設立したワイナリーがヤラバレーにあります。こちらは観光客の受け入れに積極的で、毎日ガイドツアーと試飲を実施しているほか、レストランも併設されています。
オーストラリアワイン最古の地といえば、ニューサウスウェールズ州です。今でも全体の約33パーセントを生産しています。中でも有名な産地がハンター・バレーです。
特にポコルビン地区はワイナリーの数が多く、ハンター・バレーでワイナリー巡りを楽しむのには最適の地区です。シャルドネ、シラーズなどさまざまなブドウからワイン作りが行われているハンター・バレーでは、ワイナリーによって得意なものが違います。試飲してあれこれ比べてみるのも面白いでしょう。
世界でも評価の高いオーストラリアワイン。有名ワイナリーも各地に存在しており、ワイン好きにはたまらない環境です。現地ツアーを利用すれば気軽にワイナリー巡りが楽しめます。
更新日:2025/06/16