カナダの冬を楽しみ尽くす! 白銀の遊べるスポット3選
カナダの冬は地域により極寒ともいえますが、大自然と気候を利用した現地ならではのアクティビティが豊富です。防寒対策を万全にし、ツアーなども計画的に利用しながら、雪と氷が織りなす幻想的な世界を楽しみましょう。
カナダは、カナディアン・ロッキー地域、バンクーバー、ビクトリアなどがある西部(太平洋沿岸)、トロントやナイアガラの滝がある平原地帯、モントリオールなどがある大西洋沿岸(東部)と大きく4つに分けられます。
西部の冬は降雪量も少なく、日本の冬と似た気候ですが、カナディアン・ロッキーや大西洋沿岸、平原地帯北部の冬季は降雪が多く厳しい寒さが続きます。
日本よりも厳しい冬が訪れるカナディアン・ロッキーや大西洋沿岸、平原地帯北部では、極寒の地ならではのアクティビティが多数あります。
冬季のベストシーズンは11月から3月が中心で、スキーやスケート、スノーモービルなど、スケールの大きな遊びがたくさん体験できます。
また、12月に入るとクリスマスのイルミネーションで街中が華やぎます。クリスマスマーケットは冬の風物詩となっており、子どもから大人までが心待ちにしている定番イベントです。
美しい自然やアクティビティとともに、イルミネーションを目当てに訪問する観光客も多くみられます。
ケベック・シティから車で20分ほどの場所にある、冬季限定のアイスホテル「ホテル ドゥ・グレース」は、世界的にも有名なカナダ名所の一つです。
壁も家具も内装もすべてが氷と雪でできており、冬が終わると取り壊されるため、毎年違った姿が楽しめます。夜はライトアップされた幻想的な光景が人気で、宿泊はもちろん見学のみのツアーも行われています。
カナダの首都オタワからオンタリオ湖畔の古都キングストンを結ぶリドー運河は、全長202kmの北米で最も古い運河で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
冬には約8kmにわたって天然のスケートリンクになりますが、世界最長の天然スケートリンクとしてギネスブックにも認定されました。毎年2月にはウインタールードフェスティバルと呼ばれる雪祭りが開催され、雪の遊園地や氷のアートも設置されます。
ジョンストン渓谷のアイスウォークは、冬のカナディアン・ロッキーで人気のアクティビティです。毎日ツアーが開催され、大自然が織りなす美しい氷の芸術を、自分の足で歩いて体験できます。
スキーウエアやスノーシューズなどの装備はレンタルでき、歩道も整備されているので、安心して氷上のハイキングが楽しめます。
カナダの冬は、地域により気温がマイナス10度となる日も多いため、本格的な防寒対策が重要になります。
厚手のコート、保温性のあるインナー、手袋、マフラー、防水性能のある靴と厚手の靴下、携帯用カイロなどを準備しておきましょう。
顔や頭部を寒さから守ることも大切であるため、耳当て付きの防寒帽子もあると便利です。
オーロラを鑑賞する際は、フェイスマスクも大切な防寒具となります。5本指の手袋は、ミトンタイプの手袋の下に装着しておくとカメラなどを扱うときに便利です。
ツアーを利用する場合は、旅行会社が防寒対策グッズのレンタルを行っていることが多いため、あらかじめ問い合わせておきましょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01