バリ島のコーヒーと言えばバリコピ! 普通のとはちょっと違う
バリ島はコーヒー栽培が盛んなところ。現地では「バリコピ」と呼ばれ、日常的に愛飲されています。コピとはインドネシア語でコーヒーという意味なのですが、日本とはちょっと異なる飲み方でいただくのがバリスタイル。旅行の際には、ぜひ地元産を味わってみましょう。
インドネシアは世界的なコーヒーの産地として知られていますが、バリ島ももちろんコーヒー栽培が盛んです。「バリコピ」と呼ばれる現地のコーヒーは、コーヒー豆を粉にしてカップに入れ、そのままお湯を注いでいただきます。
カップの底にはコーヒーの粉が大量に沈んでいるため、全部飲み干そうとすると口の中がザラザラしてしまうことに。沈んでいる粉が出てきら、そこで飲むのをやめましょう。
また、バリコピを注文すると、最初から砂糖がたっぷり入ったものが出されます。かなり甘いので、砂糖抜き(タンパ・グラ)を注文してもよいでしょう。
バリコピは、コーヒー好きな人へのお土産におすすめです。バリ島で最高級のコーヒーとして知られるのが「コピ・ルアック」。このコーヒー、なんとジャコウネコが食べたコーヒー豆を原料とするもの。消化されずに排出された豆をきれいにしてローストしたもので、消化酵素や腸内細菌の働きで生まれる複雑な香りが持ち味です。
「クプクプ・ボラ・ドゥニア」も品質が高く人気のコーヒーです。炒った状態のものやパウダー状のものなど、3タイプから選べます。
バリ島のコーヒー産地を見学したい方へのおすすめは、北部にあるキンタマーニ高原。コーヒー豆の生育にピッタリの条件を備えたキンタマーニ高原の周辺には、コーヒー農園が点在します。
6月から8月にかけての収穫期には見学ツアーを行う農園もあるほか、気軽にコーヒーを味わったりお土産を購入できたりする農園もあります。
高原周辺は標高が高く気温が低めなので、サッと羽織れるものを一枚持参するとよいでしょう。
農園を訪問して粉の浮かぶバリコピを味わえば、バリ島気分を満喫できます。豊かな自然を眺めながら、バリ時間を満喫しましょう。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/03/26