スペイングルメ旅行。100年以上の歴史を誇るレストランで本格的な料理を!
スペインにはいくつもの老舗レストランがあります。マドリッドでは本格炭火料理を味わったら、バルセロナではカタルーニャ伝統の味を楽しみましょう。おつまみ程度のちょっとしたスペイン料理であれば、老舗のバルがおすすめです。
グルメは旅の楽しみのひとつ、旅先ではパエリアなど本場のスペイン料理を味わいたいものです。老舗レストランの中でも、ぜひとも足を運びたいお店を厳選して紹介します。
マドリッドのボティンは、ギネスブック認定の「現存する世界最古のレストラン」。生ハムなど豚肉を使った料理が有名なスペインのお店です。看板メニューは子豚の丸焼きで、まきのオーブンで焼かれた料理は創業以来の伝統の味です。
長い歴史を持つこの有名店には、さまざまなエピソードが残っています。プラド美術館に多くの絵が展示されているスペインの画家ゴヤは、マドリッドへ上京した直後の1765年に、このお店の厨房で皿洗いをしていたという記録が残されています。
小説『老人と海』などで有名な作家ヘミングウェイはボティンの常連客で、2階の奥の席は彼の特等席だったそうです。
カン・クジェレタスはバルセロナの旧市街にある、スペインで2番目に古いと言われるレストランです。グルメとは関係が無い地元料理を出すお店ですが、歴史と伝統を感じられます。
メイン料理は牛すね肉の煮込み、豚足の煮込みなど。比較的おなかにズッシリとたまる料理が多いため、前菜はサラダのような軽いものにすると良いかもしれませんね。値段がリーズナブルなのは旅行者にうれしいところです。
バルとはスペインの居酒屋のこと。スペインらしいアットホームなバルのキメット・イ・キメットは、店員のフレンドリーなサービスが地元のお客さんに人気です。
お店が今日まで続いているということは、それだけ料理が愛されてきたということです。おいしいスペイン料理を食べたいと思ったら、味が自慢の老舗レストランやバルに足を運んでみると良いかもしれません。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/06/17