ニンニクたっぷりのスペイン料理!現地で絶対味わいたいグルメ紹介
スペインには定番調味料のソフリートやアリオリソース、アヒージョ、ガスパチョ、ソパ・デ・アホなど、ニンニクをたっぷりと使った料理があります。ニンニクの独特の香りは料理に使うことで風味が豊かになり、食欲を増進させてくれます。
スペインというとパエリアやタパスが有名ですが、現地ではニンニクをたっぷりと使った料理も人気があります。日本でもおなじみの料理から、あまり知られていない調味料まで、スペインに足を運んだら堪能したい料理をご紹介します。
ソフリートは、スペイン料理には欠かせない調味料の一つです。主な材料は、オリーブオイルで香りを出したニンニク、みじん切りの玉ねぎ、湯むきして刻んだトマト。これをローズマリーなどのハーブを一緒に30分ほど煮詰めてつくる、うまみが濃縮した絶品ソースは、パエリアや煮込み料理に欠かせません。
またシンプルにトマトソースとして、ソテーした肉や魚、野菜と食べるのも人気があります。
スペイン料理のお店に行くと必ずメニューにある「アヒージョ」。アヒージョはたっぷりのオリーブオイルにスライスしたニンニクと具材を入れて、ゆっくりと低温で煮る料理です。
あわせる具材はエビやタコ、カキ、鶏肉、きのこ、野菜などと何でもOK。残ったオイルには具材のうまみが詰まっているので、ぜひパンを浸して食べましょう。
夏の暑い時期にぜひ食べたいのが、色鮮やかなガスパチョ。アンダルシア地方生まれの冷たいスープは、キュウリやトマト、ピーマン、玉ねぎ、ニンニク、水で浸したパンなどを、ミキサーにかけるだけの手軽さも人気です。
こし器を使ってさらになめらかにしたり、反対に野菜を角切りのままで楽しんだりと、バリエーションも豊富です。野菜がたっぷり入ったスープを飲めば、スペインの夏の暑さも吹き飛びます。
スペイン語でアホはニンニクを意味し、ソパはそのままスープのこと。つまりソパ・デ・アホとは「ニンニクのスープ」という意味です。オリーブオイルでたっぷりのニンニクを炒め、パプリカパウダーやパンを一緒に煮込んで、最後に溶き卵をまわしかけたらできあがりです。
パプリカパウダーを入れるため色は真っ赤ですが、見た目と違って全然辛くない、ニンニクの風味豊かなスープです。ふんわり仕上がるフランスパンの食感がたまりません。
アリオリソースとはニンニク入りのマヨネーズです。すりおろしたニンニクと塩、卵黄、レモン汁をよく混ぜ合わせ、オリーブオイルを少しずつ加えて乳化させたらできあがりです。
お店によっては仕上げに牛乳を入れることも。肉料理やパエリアとの相性が良く、これもスペイン料理には欠かせないソースです。
スペイン旅行の楽しみの一つがバルではないでしょうか。朝・昼・夜とシーンに合わせて楽しめます。夜は小皿料理のタパスとワインで夕食もいいですね。もちろんニンニク料理のオーダーも忘れずに!
※本記事は2017年1月時点の情報です
更新日:2025/06/17