香港島の中心地湾仔(ワンチャイ)。訪れてみたいおすすめスポット8選
香港島にある湾仔(ワンチャイ)は、「香港コンベンション&エキシビションセンター」をはじめとする近代的な建造物や、ノスタルジックな気分を味わえる「太原街」などが有名。グルメスポットも、親しみやすくてにぎやかでローカルな「再興燒臘飯店」から、高級ラグジュアリーな名店「金紫荊粵菜廳」までと、その両方を味わえます。
香港島の北部にある湾仔(ワンチャイ)は、隣接する中環(セントラル)と並んで香港の中心地とも言える街です。
高級ホテル・ショッピングモール・高層ビルが並ぶ現代的な面と、道路沿いに張られたテントや屋台が連なる風景が融合して、香港特有のにぎやかさも味わえます。
世界的な建造物に、観光地となるエリアも多くあり、食・建築・文化・自然・ショッピングと、そのどれもがそろう湾仔の街は、いつもたくさんの人であふれています。
香港島を代表する建造物である香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)は、1997年の香港返還式典が行われた場所。
ホテルや住宅、飲食店などを合わせた複合施設となっていて、世界的に重要な会議や式典などの多くもここで行われます。
海にせり出すような建物は亀の甲羅をイメージしており、香港ドル紙幣にもその姿が描かれています。
香港の旗にも描かれている、香港の象徴する花のバウヒニア。そのバウヒニアのモニュメントがあるゴールデン・バウヒニア・スクエアは、HKCECを抜けたプロムナードにあります。
毎朝、香港警察による国旗掲揚や国歌の演奏が行われ、さらに毎月1日には特別国旗掲揚を実施するなど、多くの観光客でにぎわいます。
近代的なビル街の湾仔でも、太原街は屋根付きの露店が数多く軒を連ねる、昔ながらの雰囲気を味わえる場所。雑貨、おもちゃ、衣料品など、日常品からお土産物まで多くのお店がひしめき合うマーケットで、どこかノスタルジックな雰囲気が漂います。
パシフィック・プレイスは、金融の中心地である金鐘(アドミラリティ)のMRTの駅に直結する、アクセス抜群の巨大複合施設です。
ホテルや銀行、カジュアルブランドから有名ブランドまでをかかえるショッピングモール、レストランやフードコートなどが入る建物は、1日ではまわりきれないほど。連日、多く観光客や地元の買い物客でにぎわいます。
湾仔(ワンチャイ)の一角には、昔の香港の風景がそのままに残されている場所もあります。
特に、青の外壁で住民から「藍屋」と呼ばれる1922年建造のアパートは1級歴史建築にも指定され、当時の生活を伝える湾仔民間生活館(ワンチャイ生活博物館)とあわせて人気の観光スポットとなっています。
周囲にも緑にオレンジ、黄色や茶色など、色とりどりの外壁を持つ年代ものの建物が並び、その雰囲気から古き良き時代の香港の世界観にも浸れることでしょう。
イギリス統治時代、湾仔(ワンチャイ)はイギリスやアメリカの兵士たちが集まるナイトスポットでした。かつての色合いそのままに、今も夜な夜な明かりがつくのがロックハートロードの一帯です。
ここには欧米風のバーがたくさん営業しており、生ライブやDJパフォーマンスを開催するお店もあるので、お酒と音楽に身を任せて踊り明かすのもおすすめです。かつての“不夜城”の風情を楽しんでみてはいかがでしょう。
飲茶に麺類、海鮮に中華スイーツ。湾仔(ワンチャイ)のグルメも見逃せません。代表的なレストランもチェックしておきましょう。
香港コンベンション&エキシビションセンターの中にある、伝統的な広東料理のレストラン。数々の受賞歴と、観光客にも地元民にも愛されることからも味の確かさがうかがえます。
窓側の席からビクトリアハーバーの景色を眺めながら、優雅に食事を楽します。
世界各国に出店する老舗広東料理の名店です。こだわりの食材を一流シェフの腕で、最高のサービスのもと提供されています。
店名にもなっている「魚翅」とはフカヒレのこと。看板料理のフカヒレ料理を求め、連日多くの人が訪れます。周辺には下町の雰囲気が漂い、散策とともに訪れるのも良さそうです。
テークアウトを利用する人々や、店内で食事する人々で一日中行列が絶えない名店。ビジネスマンなどローカルの方々も多く通い、チャーシューなどのローストものを堪能しています。
価格もリーズナブル・客層もさまざまで、誰もが気兼ねなく名物料理を楽しめます。
店名の「Pawn」とは質屋のこと。築100年以上の質屋を改装したレトロな雰囲気の現代英国料理のレストランは、ノスタルジックな湾仔(ワンチャイ)らしいたたずまい。
店内は、歴史ある造りと重厚な家具やインテリアのクラシカルな雰囲気。一方、バルコニー席からは走るトラムを見下ろしながら、開放的な雰囲気で食事ができます。
※本記事は2017年12月時点の情報です
更新日:2025/05/09