ピサの斜塔にドゥオモ広場!イタリアのピサへ遊びに行こう
地盤が軟弱で類を見ないほどの傾斜している塔「ピサの斜塔」。塔にのぼりたい方は事前に予約をしてから行きましょう。斜塔以外にも、世界遺産のドゥオモ広場には荘厳な建築物があるので、きっと満足できるはずです。
今回のテーマは海運国家「ピサ」についてです。1987年に登録された、あの世界遺産にのぼりに行ってみませんか。
ピサと聞いてすぐ思い浮かぶのは「ピサの斜塔」でしょう。この高さ55メートルの塔は南に3.99度の傾斜がありますが、一時期は5.5度も傾いていました。
本来は大聖堂に付随する鐘楼でしたが、元が海に囲まれた軟弱な地盤の影響で、4層目に着工した1185年に傾き始めます。100メートル以上の高さの塔となる予定でしたが途中で断念し、現在の最上階層のみがまっすぐというかたちになってしまいました。
現在は傾きの進行を止める工事が完了し、再び入場制限つきでのぼれるようになっています。
斜塔には予約がなくても入れる可能性はありますが、入場制限があるので注意が必要です。せっかくイタリアまで行くのですから、ピサの斜塔の公式サイトで事前予約をしてから行きましょう。
斜塔は、世界遺産の「ピサのドゥオモ広場」の一部です。ドゥオモ広場には他にも、大聖堂(ドゥオモ)、洗礼堂、墓所(カンポサント)があり、4つの建築物が均衡を保っているため奇跡の広場と呼ばれています。
斜塔が建てられた当時、海運都市国家として栄えたピサの荘厳なロマネスク建築に、心を奪われることでしょう。
ピサの斜塔を写真で見たり、現地で入り口から傾いているの見たり、実際に入ってらせん階段を右に左に揺れながらのぼったりすると、倒壊しないのか不安になるかもしれませんね。でも、工事によって300年は倒壊しないといわれているのでご安心を。
※本記事は2016年11月時点の情報です
更新日:2025/05/01