マレーシアでお酒は飲んでいい? お土産に買うならどれ?
イスラム教が国教のマレーシアでもお酒は飲めます。ホテルや観光スポット近くのレストラン、中華系食堂や屋台のほか、スーパーマーケットなどでも買えます。また、ボルネオの地酒はお土産にもおすすめです。
近年急速な発展を遂げているマレーシアは、歴史的建造物や世界遺産、美しいリゾート地などさまざまな顔を持ち、しかも物価が日本の3分の1という、今人気の観光地です。そんなマレーシアのお酒事情はいったいどうなのでしょう。
マレーシアはマレー系、中国系、インド系など、さまざまな民族の多民族国家で、イスラム教が国教です。イスラム教と言えばラマダンと言う断食期間があるなど、飲食に関する決めごとが多いことでも知られています。
しかし非イスラム教徒や観光客に対しては、お酒などの制限はありません。そのためスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで、お酒を普通に買うことができます。イスラム色が強い地域では売られていないこともありますが、ホテルやレストランなどではお酒が売られています。
イスラム教徒が食事をするイスラム系の食堂や屋台、ショッピングモール内のフードコート、チェーン系レストランなどには、お酒は置いていません。持ち込みもしないのがマナーです。
そのため外でお酒を飲むなら、中国系の食堂や屋台、中華系オーナーのレストランなどを選ぶといいでしょう。そのほかにも観光スポットのレストランや夜に営業しているバクテー屋さん(マレーシアの鍋料理)、バー、パブ、クラブなどではお酒を楽しめます。レストランや食堂に置いてあるのは大体ビールで、バーやパブなどではワインやカクテルなどのお酒も楽しめます。
お土産でお酒を買うなら、ボルネオの地酒がおすすめです。お土産屋さんやスーパーマーケットなどで、リヒン(LIHING)、ムンタコ(MONTOKU)といったボルネオの地酒を買うことができます。
リヒンは、タパイ(TAPAI)という炊いたお米にこうじを混ぜて発酵させた醸造酒で、甘みの強いお酒です。ムンタコは、タパイを蒸留したお酒で、味は焼酎に近いです。
イスラム教が国教のマレーシアでも、お酒を置いているところは結構あります。ビールなどは種類も多いので、いろいろ試してみるのもいいかもしれません。おいしいマレーシアの食事と一緒に、お酒も楽しみましょう!
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01