広がる絶景! マレーシアが誇る人気スポット・バトゥ洞窟ガイド
クアラルンプールから鉄道で30分ほどのバトゥ洞窟は、マレーシアにおけるヒンズー教の聖地です。鍾乳洞の中へ入れば、ヒンズー教の神々の壁画と出会えます。
マレーシアはイスラム教を国教とする国ですが、実はとても大きなヒンズー教の聖地が国内にはあるのです。それが今回のテーマであるバトゥ洞窟です。
バトゥ洞窟に到着したときにまず出迎えてくれるのが、金色に輝く彫像のムルガン像です。高さが43メートルもある立像は、全身に金箔が貼られているため、何か強烈な力を蓄えているかのごとく光り輝いています。写真に全身を収めるためには、遠くからシャッターを切る必要があるでしょう。
バトゥ洞窟の有名な272段の階段は、その入り口がムルガン像の横にあります。階段はそのまま洞窟への入り口となっており、洞窟を見学するためにはこれを登り切らなければなりません。272段と聞くとおじけづいてしまいそうですが、その先にある幻想的な景色を見るためにも、ぜひ挑戦してください。運動靴など歩きやすい靴を忘れずに。
バトゥ洞窟周辺はたくさんの猿が生息しています。おなかをすかせた猿たちは、観光客を襲っては飲食物を横取りしていきます。食べ物をとられるだけでなくケガをしてしまう可能性もあるので、洞窟周辺では飲食を控えるなど、猿には十分気をつけながら観光してください。
バトゥ洞窟の見どころのひとつに、4億年の歴史を誇る鍾乳洞が挙げられます。この自然がつくった芸術も必見ですが、内部に残るヒンズー教徒たちが描いた神々の壁画も見ものです。そのどれもがヒンズー神話に基づいて描かれているため、昔の人々の信仰心の厚さをうかがえます。
バトゥ洞窟は、マレーシアで大切に守られているヒンズー教の聖地です。露出の多い格好や非常識な行動は控え、訪れた人すべてが幸せを感じるように配慮しながら観光を楽しみましょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01