釜山の市場(シジャン)でディープな韓国を堪能! 人気スポット3選
釜山には市場(シジャン)と呼ばれるマーケットが多数あります。大きなアパートやマンション脇の小道には必ずあるといっていいほど、韓国の人々の生活に欠かせない存在です。エリアごとにさまざまな露店が立ち並び、見て歩くだけでも十分楽しめます。
釜山の市場は、日用品の買い物から食べ歩きグルメ、韓国伝統品のお土産探しまで見て回るだけでも楽しい観光スポット。お目当てのアイテムを求めて、じっくり時間をかけて市場をはしごしてみましょう。
地下鉄1号線の駅名にもなっているチャガルチ市場は、毎日夜明け前から300種類以上の新鮮な魚介類が運び込まれ、韓国で最大規模を誇る魚介類の専門市場です。
2006年には地下2階、地上7階建てのビルが建て直され、周辺にある路面店は乾物がメインで昔ながらの、新ビルでは近代的な市場の雰囲気が味わえます。
買った魚をその場で調理してくれる店舗もあり、新鮮な魚介類が堪能できるグルメスポットとしても人気があります。スルメや昆布などの乾物は土産物として最適。卸売市場なので市価よりも安く買えるのも魅力です。
チャガルチ市場には買い物以外にも見どころがあります。チャガルチ市場を海側に出ると、釜山港が見渡せる船上デッキ風のスペースが広がっています。市場の喧騒とは一変した静かな時間を過ごすことができ、休憩するには絶好の場所です。
チャガルチ市場3階には、市場の商人御用達の食堂「マングム食堂(シネ食堂)」があります。社員食堂のような雰囲気ですが、一般客も利用可能。キムチチゲやナムル、さばの辛みそ煮、タチウオの塩焼きなど、釜山のおふくろの味がたっぷりと味わえます。
朝6時半から営業しているので、ここで朝ごはんを食べてから市場を巡るコースもおすすめです。
1945年ごろから始まったとされる、釜山を代表するショッピングスポットです。本来の国際市場は、A棟とB棟からなる2階建ての建物を指しますが、通常は周辺一帯をまとめて国際市場と呼んでいます。
5つの大きな通りからなる市場には、衣類、コスメ、雑貨、電子製品、家具、工具など多彩なジャンルのお店が1,000軒以上並んでいます。
メガネやかばん、革製品がそろうアリランタウン、若者向けのファッションが集まるB&C通りなど、エリアごとに特色があります。市場一体をぐるりと見てまわるだけでも、活気ある釜山の雰囲気が味わえる観光スポットです。
国際市場の隣にある食べ物や輸入品がメインの市場で、別名カントン市場とも呼ばれています。梅干しやかつおだしなどの日本食材も多く取りそろえられており、釜山在住の日本人もよく利用する在来市場です。
2013年からは夜市場が始まり、19:30から深夜にかけて世界各国の伝統的なグルメや雑貨、工芸品などを販売する屋台が立ち並びます。平日は約3,000人、週末には約7,000人が訪れる、釜山の新名所として注目されています。
※本記事は2017年9月時点の情報です
更新日:2025/06/16