ソウルの治安・危険情報。未然に防ぐ対処法とは?
ソウルは比較的治安が良いされていますが、予期せぬトラブルに巻き込まれることもあります。自分の身は自分で守ることを念頭に、楽しい旅になるよう十分に注意して行動する必要があります。
世界各地から観光客が訪れるソウルは、観光警察なども各地に常駐しており、治安も総じて良好だといえます。近年の犯罪発生件数も横ばい傾向なので、基本的な安全ルールを心がけておけば、楽しく滞在できる場所といえるでしょう。
とはいえ、東大門市場など24時間にぎわうエリアでも、横道や裏道に入ると暗く、人通りも少なくなります。往来が少ない場所への出入りは夜だけではなく昼間も避け、女性一人での単独行動は避けた方が良いでしょう。
また、時期により街中でデモに遭遇する可能性もあるため、政治的・歴史的な話題を口にすることは避けましょう。
そのほか、旅行前には外務省による海外安全ホームページで危険情報を確認しておくことをおすすめします。
買い物やタクシーを利用する際は、ぼったくりに注意。表示された値段と支払金額をしっかりと確認し、間違いがあればその場で申告しましょう。電卓などを持参すると、数字でやりとりができるので便利です。
地域によっては、強引な客引きに遭遇する可能性もあります。その際、強引に押し切られて店舗内に引き込まれたり、希望しない価格で購入させられたりする可能性もあります。必要でなければハッキリと意思表示し、トラブルを避けましょう。
韓国では日本の交通ルールとは異なり、車も人も右側通行です。思いもよらぬ方向から車やバイクが現れることがあるため、横断歩道などでも、道を渡る際は十分注意しましょう。
ソウルは交通量が多く、交通マナーもあまり良くないといわれています。信号の時間が日本よりも短く、歩行者よりも車優先の社会ということも覚えておきましょう。
地域によっては、飲食店や屋台などで、観光客から飲食料金をぼったくる店舗があるようです。計算ミスの場合もありえますが、会計後には必ず、値段が合っているかを確認し、間違いがあればその場で申告してください。
衛生面が特に気になる場合は、屋台や露店での飲食はやめておきましょう。また、夏場の生モノや、飲料の氷など水道水をそのまま利用した可能性があるものによる食あたりにも、注意しましょう。
ソウル以外の場所にも当てはまりますが、女性は特に、性犯罪の被害に遭わないための注意が必要です。韓国式サウナで体を触られたり、街中で声をかけられた後に個室に連れ込まれたりなど、女性を狙った犯罪はいまだ存在します。
海外では隙を見せず、怪しいと思った場所には近づかない、声をかけられても応じないなどで、しっかりと身を守りましょう。
ソウルで多発するトラブルのひとつが「タクシー」です。相応以上の高額な料金をふっかけてきたり、わざと遠回りをされたりするケースも珍しくありません。出発前に目的地までの距離とおおよその料金を確認しておき、メーターを随時確認しましょう。
多くの人で賑わう市場や繁華街エリアでは、スリにもご注意を。荷物から常に目を離さず、もしも不自然に体を押されたり触られたりした場合は、すぐに所持品を確認しましょう。
ソウル市内では、有名ブランドの偽物が路面で販売されていることがあります。コピー商品の売買は禁止されており、購入しても帰国時に空港の税関で没収される可能性があります。それだけでなく、場合によっては損害賠償請求を受けることもあるため厳重に注意しましょう。
十分注意していても、トラブルに巻き込まれてしまうことはあります。盗難や紛失の被害にあったら、すぐに警察へ被害の事実を届け出て、被害届の受理書を受け取りましょう。パスポートの発給申請や保険請求などに必要となります。
そのほか、何か困った場合は、現地の観光警察のほか、外務省や日本の総領事館に相談しましょう。
※本記事は2017年7月時点の情報です
更新日:2025/06/15