シンガポールでおいしい朝食を食べるなら! おすすめのメニュー&お店4選
中華系、マレー系、インド系など多くの民族が暮らすシンガポールの朝食は多種多様。食文化の豊かなシンガポールで、限られた滞在時間にローカルフードを楽しみたいなら、朝食を上手に活用しましょう。定番のカヤトーストやマレー系のナシレマ、中華系のおかゆなど、地元の人にも観光客にも人気の朝ごはんを集めました。
シンガポールの朝食といえば、カヤトースト。カリカリに焼いたトーストにカヤジャムとバターを塗った薄切りサンドです。
カヤジャムとは、ココナツミルクと卵、砂糖、パンダンリーフなどを煮詰めて作られたジャムのことで、コンデンスミルク入りのコーヒー(コピ)と温泉卵のセットを頼んで、地元の定番朝ごはんを味わってみましょう。
ナシレマは、ココナツミルクで炊いたご飯に具を乗せ、サンバルチリソースを混ぜて食べるマレー系朝ごはんの定番。
基本の具は、キュウリ、卵、イカンビリス(揚げた小魚)、ピーナツ。これに好きな具(揚げ魚、鶏のから揚げ、かまぼこなど)を追加することができます。おなかの空き具合によって量を調整できる、うれしい朝ごはんです。
「脂っこくない、おなかに優しいものが食べたい」というときに試したい、シンガポールのおかゆ。魚や鳥などでダシを取り、具と米をじっくりと煮込みながら作るので、味がしっかりしていて食べ応えがあります。
ピータンや鳥肉、魚の切り身などの具も入っているので、ボリュームも十分。おなかが満たされる人気の中華系朝食です。
シンガポール内外に50以上の店舗を構えるヤクン・カヤトーストは、1940年代に開業した老舗のカフェ。創業時から変わらぬレシピで作る新鮮なカヤジャムには定評があり、お土産に買う人も多いそう。
チャイナタウンにあるファーイーストスクエア店は、テラス席があり、店構えも異国情緒にあふれているのでおすすめです。
ラッフルズホテルの裏手にある喜園珈琲店。薄切りにしてカリカリに焼いたトーストを使った一般的なカヤトーストに対し、喜園珈琲店で使われているのはブリオッシュタイプのパン。
焼きたてのふんわりパンに挟まれたカヤジャムとバターという組み合わせが、定番とは違った食感でおいしいと評判です。ラッフルズホテルの宿泊客も訪れるほどの人気店です。
シンガポール植物園近く、アダムロードフードセンター内にあるナシレマ専門店。シンガポールで一番おいしいと評判のお店で、行列の絶えない人気店です。ヒマラヤの雪解け水で育てた米が使われているなど、原材料へのこだわりがおいしさの秘訣だそう。
インドネシアの首相がシンガポールを訪問した際、シンガポールの大統領がここのナシレマでもてなしたことでも知られています。
チャイナタウンの中心にある、おいしいものが特に多いと有名なマックスウェル・フードセンター。その中でも行列のできる店として有名なのが、真真粥品です。お米の粒が残らないほど煮込まれ、魚の切り身がたっぷり入ったおかゆを求めて、連日人が絶えません。
早朝から営業していますが、材料がなくなり次第終了。昼前に閉じてしまうことも多いそうなので、早めに訪れましょう。
※本記事は2017年9月時点の情報です
更新日:2025/05/02