タイ格安旅行ならLCCがリーズナブル! 日本からの就航路線と選び方をチェック
タイに安く行くならLCCの利用がおすすめ。エアアジアやスクート、ピーチなどでは、日本発バンコク行きの直行便が就航されています。経由便を選べば、チェンマイやプーケットなどタイの人気観光地にもアクセス可能。メリットとデメリットを確認して、LCCを賢く利用しましょう。
日本からタイへの航空運賃だけで見ると、JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)、タイ国際航空で行く場合と比較して、LCCなら半額近い価格で航空券を購入できます。
LCCを利用する場合、航空運賃の他に手荷物料金や機内食サービスなどで別途費用が発生しますが、それでも大手航空会社と比較すると安く利用できるのがポイントです。
日本からタイへのLCC直行便は、エアアジアやスクートなど複数あります。バンコク市内を中心とした観光を計画しているなら、ぜひLCCの利用を検討しましょう。
ただし、限られた曜日にしか日本発タイ行きの直行便を就航していないLCCもあるので、LCCを利用したタイ旅行の日程を決める際には注意が必要です。
エアアジアはマレーシアを拠点とする航空会社。そのため、クアラルンプールを経由してタイ各地に向かう経由便のルートが複数あるのが特徴です。
エアアジアで日本からタイに向かう直行便は、成田空港~バンコク・ドンムアン空港のルートのみですが、1日2便あるので旅行のスケジュールに最適な便を選ぶことができます。
エアアジアで日本からタイに向けて就航している直行便は、「成田空港~バンコク・ドンムアン空港」の1路線のみ。毎日2往復運航しています。ドンムアン空港を経由してタイの主要空港にも行けるので便利です。
成田空港では第2ターミナル、ドンムアン空港では国際線ターミナル1にチェックインカウンターがあります。
所要時間は、往路で約6時間50分、復路で約6時間15分です。通常運賃の片道運賃は3万円前後。通常運賃では7kgまでの機内持ち込み手荷物以外はすべて有料です。
座席指定や軽食などが付いたバリューパックをはじめとする、4種類の運賃タイプがあります。
スクートはシンガポール航空の子会社で、シンガポールを拠点にするLCCです。スクートでタイに行く場合は、出発時刻の3時間前から1時間前までに搭乗手続きを済ませる必要があります。
機内エンターテインメント「スクートTV」は、移動中の時間つぶしにもってこいです。自分のスマホやタブレット、ノートパソコンでアクセスして、100以上の映画やテレビ番組を見ることができます。
スクートで日本からタイに向けて就航している直行便は、「成田空港~バンコク・ドンムアン空港」と「関西空港~バンコク・ドンムアン空港」の2路線。
2017年12月時点で成田空港~バンコク・ドンムアン空港間は毎日1往復運航しています。関西空港~バンコク・ドンムアン空港間は毎週日曜、水曜、金曜のみ1往復の運航となるので、旅行の計画を立てる際には注意が必要です。
所要時間は、往路で約7時間20分、復路で約5時間半です。通常期の片道運賃は2万円台後半から3万円台前半です。
所要時間は、往路で約6時間35分、復路で約5時間10分です。日曜の片道運賃は3~4万円ほど、水曜と金曜は2万円台です。
ピーチは関西国際空港を拠点とする日本のLCCです。ピーチで日本からタイに行く路線は、那覇空港LCCターミナル発の1路線のみ。那覇からタイ行きの路線を就航しているのはピーチだけです。
なお、那覇空港LCCターミナルへは、専用シャトルバスと指定レンタカー会社の送迎バスでしか行けません。徒歩やタクシー、マイカーなどではLCCターミナルに入れないので注意しましょう。
ピーチで日本からタイに向けて就航している路線は、「那覇空港~バンコク・スワンナプーム空港」の1路線のみ。毎日1往復運航しています。
那覇空港LCCターミナルへは、国内線ターミナル1階にあるバス乗り場から無料の専用シャトルバスで5~10分程度で行けます。専用ターミナルへの移動時間などを考慮して、余裕を持って空港に向かいましょう。
所要時間は、往路で約4時間50分、復路で約4時間15分です。通常期の片道運賃は1万円台ですが、繁忙期になると片道4万円を越えることもあります。
那覇空港での搭乗手続きは出発時刻の2時間前から50分前までに、スワンナプーム空港での搭乗手続きは出発時刻の3時間前から50分前までに済ませる必要があります。
LCCではないですが、LCC並みに格安運賃で就航しているのが、タイの航空会社であるジェットアジア・エアウェイズ。LCCとは異なり、荷物は23kgまで無料、無料の機内食サービスもあります。
ジェットアジア・エアウェイズで日本からタイに向けて就航している路線は、「成田空港~バンコク・スワンナプーム空港」の1路線のみ。
加えて、就航は毎週日曜、月曜、木曜、金曜に1往復と限られています。成田空港では第2ターミナルにチェックインカウンターがあります。
所要時間は、往路で約7時間35分、復路で約6時間5分です。搭乗手続きは出発時刻の3時間前から1時間前までに済ませる必要があります。
ジェットアジアの航空券は、バンコク予約センターへのメール、またはバンコクや北京などの予約センターに直接電話して予約します。そのため、価格は予約時に確認するのが確実です。
上記にあげたLCCのうち、同一会社での経由便があるのはエアアジアのみ。成田からバンコクのドンムアン空港を経由して、チェンマイやチェンライなど7都市に行く経由便のほか、マレーシアのクアラルンプール経由でタイに行く便もあります。
また、新千歳空港発でプーケットに行ける経由便、羽田空港発でチェンマイなど4都市に行ける経由便などもありますのでチェックしてみましょう。
メリットは何と言っても格安でタイへ行けること。期間を指定した格安チケットなども用意されています。ただし、繁忙期になると売り切れる可能性もあるので、LCCを利用してタイに行くなら、早めに予約しておきましょう。
LCCでタイに行く場合のデメリットは、就航路線が少ないこと。直行便はバンコク行きしか出ていません。現地に夜到着する便や深夜発の便など、時間の選択肢が限られているのも難点です。
メリットとデメリットをふまえたうえでLCCを利用すれば、格安でタイ旅行が楽しめます。旅行プランや旅のスタイルにあわせて、検討してみましょう。
※本記事は2017年12月時点の情報です