タイの伝統的な祭りに行ってみよう! 開催時期とアクセス方法をチェック
仏教が根付いているタイでは、それに基づいた伝統的な儀式やお祭りが多く存在します。もとは国内の人々の間でのみ行われていたものが、少しずつ世界中の人々に知られるようになり、今ではイベント目的で訪れる観光客も少なくありません。ここではタイの伝統的なお祭りについてご紹介します。
タイ全土で開催されるお祭りから、地域独自のお祭りまで、タイを代表する6つのお祭りをご紹介します。
華やかで一風変わったタイの祭りは、海外の人々の注目も集めています。実際に参加することによって、タイの歴史や文化を垣間見ることもできますよ。
川の恵み、水の精霊への感謝の気持ちを込めて、クラトン(灯篭)を川に流す「ロイクラトン祭り」は、毎年10月下旬~11月(陰暦12月)の満月の夜にタイ全土で開催されます。川の上で幻想的に輝くクラトンは、とてもロマンチックです。
発祥となったのはスコータイという場所。メイン会場となる「スコータイ歴史公園」までは、スコータイ市内中心部からソンテウ(乗り合いタクシー)などでアクセス可能です。
タイ北東部のウボンラーチャターニーで行われる「ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル」、通称「ろうそく祭り」は、毎年7月(陰暦8月)に開催されます。
2017年で116回目を迎えた、伝統あるお祭り。精緻な彫刻が施された大小さまざまなキャンドルを乗せた山車と、舞踏家たちによるパレードは見応え抜群です。
ウボンラーチャターニーへは、バンコクのドンムアン空港から飛行機で約1時間。そこからメイン会場となるトゥン・シー・ムアン公園へはソンテウなどで向かいましょう。
仏教説話をもとにした「ピーターコーン祭り」は、毎年6月末~7月にタイ北部のルーイで開催されます。
ココナツの樹木で作られる奇妙な仮面と、色彩豊かな精霊の仮装をした人々が町を練り歩く様子は、とてもユニーク。厄払いや雨乞いの祈りが込められているお祭りです。
会場はルーイ市内のダーンサーイという場所で、バンコクからルーイ市内まではバスで9時間、そこからダーンサーイまではバスで1時間~1時間半程度かかります。
旧正月をお祝いする「ソンクラーン」は、毎年4月13日~15日にかけてタイ全土で開催されます。
別名「水かけ祭り」と呼ばれており、お清めの水をかけ合うのがこのお祭りの特徴。この3日間はタイの若者や世界中の観光客が集まって、水鉄砲を使って街の至るところで激しく水をかけ合います。
特にバンコクのカオサン周辺ではDJパーティーなどのイベントも行われるので、大いに盛り上がります。参加する場合は、服装や防水対策などに気をつけましょう。
毎年10月~11月(陰暦12月)の満月の夜にタイ全土で行われるロイクライトン祭りは、チェンマイでは「イーペン祭り」と呼ばれ、コムローイ(熱気球)を一斉に夜空に放つ「イーペン」は、日本でも有名です。
「イーペン」は、現地人向けの「イーペン・サンサーイ」と、外国人向けの「イーペンランナー・インターナショナル・フェスティバル」の2種類あり、外国人向けのフェスティバルには毎年多くの日本人も参加する人気のイベントです。
開催地であるメージョー大学まではチェンマイ中心部から車で40分程度かかります。ツアーでない場合は、タクシーもしくはトゥクトゥクでアクセスするのが一般的です。
毎年1月の第3金曜日~日曜日までの3日間、ボーサーン村で開催される「ボーサーン(傘祭り)」も日本人観光客の間で話題です。
もともと傘作りが盛んな村ということもあり、お祭りの期間は「サー」と呼ばれる木から作るカラフルな唐傘の展示がされ、村全体が華やかに彩られます。村の美女たちが傘をさして自転車に乗ってパレードをする様子も美しく圧巻です。
チェンマイからボーサーン村は、ソンテウに乗って30分程度でアクセスできます。
※本記事は2017年11月時点の情報です
更新日:2025/05/01