台北の迪化街は台湾一の問屋街! 乾物や雑貨をぜひお土産に
台北の迪化街は、市内で一番古い歴史を持つ問屋街。有数の商業地域として乾物や茶葉、布などが各地から集まります。高級食材のフカヒレやツバメの巣、アワビ、カラスミも安く購入でき、お土産にもおすすめ。バロック建築の美しい街並みも見どころのひとつです。
台北で一番古い歴史を持つ問屋街が迪化街。成り立ちは18世紀初頭にさかのぼり、中国・福建省からの移民が住み始め商業が発展しました。19世紀中ごろには船の荷を扱う商店や貿易商が店を出し始め。20世紀の初めには台湾国内でも有数の商業地域として国内から乾物屋や茶葉、布などが一堂に集まるようになりました。
お土産に重宝する乾物やお茶を買いたい旅行者に迪化街は人気があります。時期にかかわらず買い物にやってくる人で連日にぎわいを見せています。
見ているだけでも興味がそそられる売り物。とにかく環物の量と種類の豊富さに驚かされます。薬膳でおなじみのクコの実やイチジク、サンザシなどのほか愛玉やパールミルクティの種も売られています。ドライフルーツも南国的なマンゴーやスターフルーツ、グァバなどが見受けられます。
そして高級食材の代名詞、フカヒレやツバメの巣にアワビまでも並んでいます。そして台湾の名産品のカラスミです。台湾のあちらこちらで購入できますが、良い品を安く買えるのはこの迪化街です。カラスミはものによって品質に大きな差があるため、伝統があり信用できる店で買いましょう。
同じ商品ならばどの店も値段はそれほど変わりません。それぞれの店を回ってこれと決めたお店でまとめ買いしましょう。まとめて買えば値引き交渉しやすくなります。
布を買うなら迪化街の中にある「永樂市場」へ出かけましょう。台湾の布問屋のほとんどがここに集中しているため、ないものがないくらいと言われるほどの人気スポットです。台湾の客家が好んだ花柄の「台湾花布」をはじめ、ほかでは見つけられないようなデザインの生地も。手芸が趣味の人ならば、一日いても飽きないほどの商品量ですよ。
仕立て屋さんもありますが、中国語でのコミュニケーションが中心。とはいえ、布店がオリジナルで作っているバッグや小物もあるので、チェックしてみましょう。
買い物に疲れたら甘いものでも食べてひと休みしましょう。迪化街は買い物だけでなくグルメスポットもたくさんあります。安くておいしい豆乳プリン「豆花」をショッピングの合い間に楽しむのもおすすめです。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01